10月14日,内務省の声明によれば,同日,中央司法捜査局(BCIJ)が,フェズ等のモロッコの各都市で活動し,ISILと連携していた11名からなるテロ細胞を解体しました。
1 内務省の声明によれば,10月14日,BCIJがISILと連携していた11名からなるテロ細胞を摘発しました。フェズ,メクネス,カサブランカ,クリブガ,ズイアト・シェイフ(ベニ・メラールの北東),シディ・ベヌール(モロッコ中部),ドゥムナト(マラケシュの東)及びシディ・ハラゼム(フェズ近郊)にて活動していたこのテロ細胞は,ISILと連携し,モロッコの重要施設に対するテロを企図していました。
2 同声明によれば,今般のBCIJの捜査のうちフェズにおける家宅捜査により,この細胞の首謀者とみられる者1名及び共犯者1名が逮捕されました。
3 このオペレーションにより,銃器(拳銃3丁,猟銃用ライフル2丁),弾薬,ガス瓶,催涙弾,大量の不審な液体,爆発物の製造に使用される疑わしい物質,爆弾ベルト製造のためのベスト2着とともに,電線,釘,毒性の殺虫剤が入った袋,消火器4本,伸縮式電気棒,電気通信装置,刀剣類,プラスティック製の手錠や多額の現金が押収されました。また,フェズの仏総領事館付近(この細胞の標的の一つであったと思われる)に駐車していた疑わしい車両(車種はプジョー205,所有者はこのテロ細胞のメンバー)を押収するとともに,車両内に搭載されていた疑わしい物質を押収しました。これらの物質は警察の科学技術部門により検査されることとなります。
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