【緊急】在モロッコ大使館からの注意喚起(熱波の発生)

今週から熱波が発生しており,健康被害の発生が懸念されます。最新の気象情報を確認し,熱中症対策等に留意してください。 

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

1 モロッコ各地では,今週は多くの地域でサハラから吹く南風の熱波の発生により,熱中症等の健康被害の発生が懸念されます。特に,今週末は,モロッコの内陸部を中心として各地で40℃を超える酷暑となることが予想されています。

2 つきましては,モロッコへの渡航・滞在を予定されている方や既に現地に滞在されている方は,現地の気象予報をよく確認し,報道等を通じ最新の関連情報を確認する等して,自身の体調の確保に十分注意してください。

3 熱中症を予防するために,特に以下の点にご留意ください。

(1) 熱中症とは

 高温(多湿)な環境に長くいることで,徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ,体温調節がうまく働かなくなり,体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく屋内で何もしていないときでも発症し,場合によっては死亡することもあります。

(2) 熱中症の症状

 めまい,立ちくらみ,手足のしびれ,筋肉のこむら返り,気分の悪化,頭痛,吐き気,嘔吐,倦怠感,虚脱感,いつもと様子が違う など

(重症になると)

 返事がおかしい,意識消失,けいれん,からだが熱い など

(3) 熱中症の予防

〇暑さを避ける。

(室内では)

・エアコン等で温度を調節(室温をこまめに確認)。

・遮光カーテンで室内温の上昇を防ぐ。

(外出時には)

・特に気温の上昇する昼前後の外出を避ける。

・日傘や帽子を着用する。

・日陰を選び,こまめに休憩する。

(体の蓄熱を避けるために)

・通気性の良い,吸湿性・速乾性のある衣服を着用する。

・保冷剤,氷,冷たいタオルなどで体を冷やす。

〇こまめに水分補給をする

 室内でも,外出時でも,のどの渇きを感じなくても,こまめに水分・塩分,経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給する。

(4) 熱中症が疑われたら

(涼しい場所へ)

 エアコンが効いている室内や風通しの良い日陰など,涼しい場所へ避難する。

(体を冷やす)

 衣服をゆるめ,体を冷やす(特に,首の周り,脇の下,足の付け根など)。

(水分補給)

 水分・塩分,経口補水液などを補給する。

(自分で水が飲めない,意識がない場合)

 すぐに医療機関を受診する。または,搬送してもらう。

 気象予報サイト(Meteo Maroc.com) URL:http://www.meteomaroc.com/

※上記サイト内の右上の「Je veux voir la meteo de」の右側の「▼」をクリックし、都市名を選択すると、本日の気温、今後15日間の天気予報等を確認することができます。

********************************************************************************

在モロッコ日本国大使館

領事部

Service Consulaire

L'Ambassade du Japon au Maroc

39,Avenue Ahmed Balafrej, Souissi, 10170 Rabat, Maroc

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/index_j.htm

********************************************************************************