在留邦人の皆様へ:シムケント市におけるコロナウイルス対策の厳格化(3月26日報道)

3月26日配信「vlast.kz」は,シムケント市においてコロナウイルス対策が厳格化された旨報じているところ,以下のとおりです。

1 シムケント市では,コロナウイルス感染症の拡散を抑止する対策が厳格化された。市内ではバスターミナルが営業を停止し,郊外のターミナル駅では国際列車の運行ルートに制限が導入され,幼稚園は休園となり,公共の場所はマスクを着用している場合のみ訪問可能となった。これらについて,アイテノフ・シムケント市長が発表した。

2 同市長は,鉄道ターミナル駅及び空港が厳格な検疫管理下に置かれていると述べた。市内の市場,ショッピングセンター,バス,公共の場所及びその他の多数が集合する場所は1日2回の消毒活動が実施されている。全ての公共の場所ではマスクを着用しなければならない。

3 同市長はまた,「安全のため,市内の全ての教育施設は遠隔教育に移行する。3月26日から,全ての幼稚園は休園する」と述べた。

4 さらに,市内では娯楽施設の営業が完全に停止され,ショッピングセンター及びレストランは,営業時間が制限される。

5 3月15日から,シムケント郊外駅において国際列車ルートに制限がなされている。

6 また同市長は,「本日から,バスターミナルの営業は完全に停止される」と述べた。市内では,公共交通機関ルートの25%が削減される。

7 シムケント市役所内に,生活重要物資の価格を抑制するための特別本部が創設され,食料品価格を毎日モニタリングしている。19品目の最も需要の高い食料品の価格を安定化させるため,約30億テンゲが見積もられている。

8 同市長は,「市内でコロナウイルス感染症の大規模拡散の脅威が発見された場合に備えた行動方針(アルゴリズム)が立ち上がっており,患者の収容のため170床の感染症入院施設を創設した。さらに,680床の応急入院施設と,1500床近くの検疫入院施設が準備されている」と述べた。

9 同市長はまた,企業が1日10万枚以上の医療用マスクを市内の薬局と市場に供給しており,工業地区「オルダバスィ」で消毒製品を生産している企業が1日4トンの消毒製品を生産していると述べた。

10 同市長は,「本日時点で,検疫のために都市を封鎖する理由はない」と述べた。シムケント市では2名のコロナウイルス感染者が正式に確認されている。

11 最初の患者は,3月18日17時30分に,ヌルスルタン〜ジェトィサイ線の51名を乗せたバスでヌルスルタン市から到着した。彼は3日間,シムケント市内から17キロメートル離れたジャナタラプ町の自宅にいた。のちに彼の母からもコロナウイルスが確認された。コロナウイルス感染者2名が住んでいたシムケント市ジャナタラプ町のいくつかの区画が検疫対象となった。シムケント市への入域には,12か所の検問所が設けられた。

12 アバエフ情報・社会発展大臣は25日の会見で,政府が感染者の乗ったバスに同乗していた51名のうち,16名の捜索を続けていると発表した。のちに対策本部は,10人目の捜索を続けていると発表した。

●領事メールの元となっている記事は,まずは当館Facebookにアップしています。https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047