偽警察官によるカージャック事件の発生(N3)

南アフリカにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

 邦人が運転手と共に車両で走行中、後方から警察を装う車両に停車を求められたため応じたところ、拘束され、拉致された後、車及び所持品を全て奪われるカージャック事件が発生しました。

1 事件の概要は以下のとおりです。

(1)10月25日(水)19:30頃、邦人が運転手と共にN3を走行していたところ、後方から青色のライトを点灯させた車両がサイレンを鳴らしながら近付き、停車を求められた。

(2)路肩に停車したところ、同車両から降車した男3名にドアを開けるように要求され、手首を結束バンドで拘束された上、毛布で目隠しをされた。

(3)その後、犯人らの車両に拉致され、連れ回された後、見知らぬ場所で降ろされ、所持品(現金、クレジットカード、スマートフォン、パソコン等)を全て奪われた上、クレジットカードなどの暗証番号を教えるよう強要された。

(4)怪我はなかったものの、その後、路上に置き去りにされた。

2 このような場合には、以下の点に留意して安全対策を講じるようにしてください。

(1)一見、警察車両と思われる青色のライトを点灯させた車は、ブルーライトギャングと呼ばれる偽物の警察官が使用する車両の可能性があります。

(2)このような車両から停車を求められた場合は、ハザードランプを点灯させ、相手に停車する旨を伝えながら、そのまま警察署や警備員のいるガソリンスタンドなど、安全が確保できる場所まで移動してください。

(3)移動している間も、警察や契約警備会社などに通報し応援を求めてください。

(4)相手が本物の警察官と判断した場合であっても、ドアや窓を安易に開けず、会話のために必要最小限とし、相手に身分証の提示を求めるなど慎重に対応してください。

(5)万一、被害に遭った場合は抵抗しないでください(抵抗すると相手が所持している武器を使用するおそれがあります)。

3 万一、事件・事故等に巻き込まれた場合は在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

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●在南アフリカ日本国大使館

 H P: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 住 所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria

 電 話: +27 12 452 1500 領事・警備

 メール: consul@pr.mofa.go.jp

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