パスポートの携行について(ロシア国内における移民による重大犯罪の増加を受けた注意喚起)

●報道によれば、今年1月から7月、ロシア国内における移民による重大犯罪が対前年比で32%増加したとのことです。

●移民による重大犯罪が増加している情勢を受けて、今後モスクワ市内各所において官憲により身分証明書を確認される事例が増えることも予想されます。職務質問があった場合に適切に対応することができるよう、当地で携行義務のあるパスポートを必ず所持すること等についてご留意願います。

 ロシア連邦捜査委員会の発表において、移民による重大な犯罪行為が2023年1月から7月の前年同期比で32%(約8,500件から約11,000件)に増加していること、特に殺人や重大な暴力事犯の他、性犯罪(22%増)が増加していることが憂慮されるといった議論がロシア政府関係当局間でなされたと報じられています。

 捜査委員会の報告では、犯罪のかなりの部分が移民労働者によるものとされ、移民労働者が地元住民と適応しようとしない、あるいは適応できていないことが原因であるとされています。

 上記のような移民による重大犯罪が増加している情勢を受けて、今後モスクワ市内各所において官憲により身分証明書の確認が行われる事例が増えることも予想されます。職務質問があった場合に適切に対応することができるよう、当地において携行義務のあるパスポートを必ず所持するようご留意願います。

 なお、当館に寄せられた報告によれば、つばのある帽子を目深にかぶっていたり、過度にカジュアルな格好をしている人が多く職務質問を受けていた事例もあるようですので、念頭に置いていただくようお願いします。

【問い合わせ先】

在ロシア日本国大使館領事部

電 話:(495)229−2520

メール:ryojijp@mw.mofa.go.jp   

HP:http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/index.html