邦人被害(路上での強盗致傷事件の発生)

 以下のとおり、邦人が被害者となる路上での強盗致傷事件が発生しましたので、お知らせします。

1 発生日時

 12月31日(土)午前8時30分頃

2 発生場所

 サンパウロ市セントロのセー地区セー広場(Praca da Se)10付近

3 事件概要

 被害者(30代、短期旅行者)は、同日早朝グアルーリョス空港に到着後、乗り継ぎのフライトまで時間があったので、観光のため上記地点へUBERで移動した。UBER降車後に徒歩で移動中、ガラの悪い少年達が近寄り話しかけてきたため、近くで警戒中の警察官の方に向かって歩き、少年達をやり過ごした。その後、店に入り水を購入後、店の外に出たところで、複数人の賊(中学生くらい、路上生活者風で上半身裸の者もいた)に何か話しかけられたが、被害者はポルトガル語を解さないため無視したところ、身体の前に抱えていたリュックを賊に掴まれ、同時に他複数人の賊から顔を複数回殴られリュックを強奪された。被害者が意識を失った状態で殴られていたところ、付近を巡回中の警察官が現場を発見し駆けつけ、被

害者を保護したが、賊はそのまま逃走した。

 また、後刻、盗まれたクレジットカード(タッチ決済形式)の不正利用が確認された。

 なお、被害者は、賊に殴られたことで顔面に打撲傷を負った他、地面に倒れた際に腕や足に擦過傷を負った。

4 被害品

 リュック(中身に、日本旅券、iPhone2台、財布(現金(レアルと日本円)、クレジットカード)、デジタルカメラグアルーリョス空港のコインロッカーの鍵)、及びクレジットカードの不正利用による被害

5 防犯対策

(1)セントロのセー地区は、カテドラル(大聖堂)など観光名所も位置していますが、周辺の治安は劣悪で、強盗事件が多発しています。昨年下半期には、当館が把握しているだけでも5件、邦人の方が被害者となる強盗及び強盗致傷事件が発生しています。訪れる必要がある場合には細心の注意を払ってください。

(2)早朝や夜間など人通りが少ない時間帯は、特に警戒心を強め、徒歩移動は出来る限り避けて車両を利用してください。

(3)外出時は常に警戒心を維持し、時折周囲に視線を向けるなど、警戒心を顕示することも効果的です。

(4)外出する際の荷物は必要最小限に留め、貴重品は極力持ち歩かないか、携行する場合は分散して携行してください。

(5)万が一事件に巻き込まれた際は、抵抗を試みると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走・抵抗またはそれと誤解されるような素早い動きは絶対にしないでください。

(6)過去にブラジルの各公館から発出された安全情報は、外務省の海外安全ホームページ上で履歴を確認することができます。また、当館ホームページ上では「安全の手引き」「邦人被害事例集」の資料を掲載しています。

これらの資料も安全対策のご参考に是非ご活用ください。

海外安全ホームページ、安全情報発出履歴リンク:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0055 

●当館ホームページ、「安全の手引き」、「邦人被害事例集」の資料リンク:

https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/SegSP_jp.html

※「たびレジ」簡易登録された方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delite

※ ご帰国、他国に転居等されておられ、帰国(転居)届がお済みでない場合は、誠に恐れ入りますが、以下のとおり手続きをお願いします。

<帰国>

 紙で在留届を提出された方は、当館にFAX・メール等で帰国届を提出して下さい。

 ORRnetを利用されている方は以下のURLから手続きをお願いします。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

<転居>

 最寄りの在外公館に紙で提出するかORRnetを利用して在留届の提出をお願いします。

 ※ 災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3ヶ月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3ヶ月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。

【問い合わせ先】

 在サンパウロ日本国総領事館 領事部

  電 話  (55-11)3254-0100

  メール  cgjassist@sp.mofa.go.jp