サンパウロ総領事館からのお知らせ(犯罪に関する注意喚起)

新型コロナウイルスの感染状況は一進一退を繰り返しているものの、現在当地において社会経済活動はほとんどコロナ禍前の状況に戻ってきています。それに伴い最近は犯罪件数も増加傾向にあり、残念ながら邦人の方の強盗被害も複数件発生しております。

◎当地では、日本とは比べものにならない頻度や危険度で、また至るところで強盗事件が発生しており、一概に危険なエリアを特定することはできない一方、過去に何度も邦人被害が発生している場所も存在します。

 最近では、特にセー(Se)地区のカテドラルやルース(Luz)駅周辺で、邦人旅行者、駐在員の方が強盗や強盗致傷被害に遭うケースが目立ちます。同地区は、ガイドブック等で観光スポットとして紹介されている一方、現在の治安は劣悪で、何らかの被害に遭う可能性が高い場所の一つと言え、特段の用事が無い限りは立ち入らない方が無難です。訪れる必要がある場合は、単独行動や暗くなってからの訪問は避けるなど細心の注意を払ってください。

◎なお、当館では皆様の安全対策にお役立ていただけるように、「サンパウロにおける安全の手引き(https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/files/100151235.pdf )」、またこれまでに当館に通報いただいた被害例などのうち注意を要する事例を挙げ、事例ごとに防犯対策を説明した「邦人被害例集(https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/files/100151236.pdf )」をホームページに掲載していますのでぜひご一読ください。

 上記「安全の手引き」資料より基本的な防犯対策を以下抜粋しご紹介します。

◎基本的防犯対策

〜防犯に関する心構え〜

1.自分の身は自分で守る

 世界でも有数の高い犯罪発生率を示すここサンパウロにおいては、常に警戒心を持って行動しなければ誰もが犯罪被害者になり得ることを認識していただくことが大切です。「自分も被害に遭遇するかもしれない」という意識をお持ちください。

2.情報の入手

 当館からの安全情報を、在留届に登録のメールアドレス、当館メールマガジン登録の方、たびレジ登録の方に随時配信していますのでご確認ください。

3.「ターゲットにならない競争」を意識

 犯罪者のターゲットにならないために、周囲の人より少しでも狙われにくい行動をとることが必要です。

〜これだけは常に実行すべき事項〜

1.外出時は常に警戒心を維持し、時折周囲に目を配るなど注意すること。

2.外出時はラフな服装を心がけ、所持品も最小限にとどめること。

3.屋外でのスマートフォンの使用はできるかぎり避けること。

4.強盗への差し出し用の財布や現金を所持しておくのも一つの策。

5.路上で停車する時は、可能な限り徐行距離を長くとり、停車時間を短く、また、十分な車間距離を空けて停車し、警戒態勢を顕示すること。

〜万が一被害に遭ってしまった場合の対応方法〜

1.逃走・抵抗を試みてはならない。

2.相手の指示に従う。

3.相手に誤解されるような素早い動きをしない。

4.相手の顔を見ない。

◎すべての防犯対策を実行していれば絶対に被害に遭わないというわけではありませんが、日々の行動の中で少しずつ工夫することで被害に遭うリスクを軽減すること、犯罪に遭遇した場合はどう対応するか日頃からイメージしておくことが大切です。

◎被害に遭われた場合、邦人被害を認知した場合には、警察へ被害届を提出するとともに当館までご連絡をお願いいたします。

※「たびレジ」簡易登録された方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delite

※ ご帰国、他国に転居等されておられ、帰国(転居)届がお済みでない場合は、誠に恐れ入りますが、以下のとおり手続きをお願いします。

<帰国>

 紙で在留届を提出された方は、当館にFAX・メール等で帰国届を提出して下さい。

 ORRnetを利用されている方は以下のURLから手続きをお願いします。

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

<転居>

 最寄りの在外公館に紙で提出するかORRnetを利用して在留届の提出をお願いします。

 ※ 災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3ヶ月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3ヶ月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。

【問い合わせ先】

 在サンパウロ日本国総領事館 領事部

  電 話  (55-11)3254-0100

  メール  cgjassist@sp.mofa.go.jp