【防犯情報】スリ、置き引きが多発しています

○ノルトライン＝ヴェストファーレン州では、新型コロナウイルス感染症対策が緩和されて以降、大規模なイベント、観光、企業活動が再開されて人々の動きが活発になっています。他方、これと比例するように、邦人の方がスリ、置き引き被害に遭う事例が多発しています。

○９月にもスリ、置き引きなどに注意していただくよう領事メールをお送りしましたが、残念ながら、その後も多くの邦人からパスポートが盗まれたなどとの報告を受けています。

○来週には、デュッセルドルフ市内メッセ会場で国際医療機器見本市「МＥＤＩＣＡ」も開催予定であり、多くの来場者が予想されます。在留邦人、出張者等の皆さまにおかれましては、お互いに声を掛け合い、被害に遭わないよう一層ご注意ください。

○万一旅券を紛失・盗難された場合には、発給手続きに一定の時間を要するため、帰国日程等の変更が必要になる場合もあります。

１．１１月１４日（月）から１７日（木）までの間、デュッセルドルフ市内メッセ会場において国際医療機器見本市「ＭＥＤＩＣＡ」の開催が予定されており、多くの来場者が見込まれます。

２．大規模なメッセはスリ犯人等にとって「格好の稼ぎ場」などとされているとの話もあり、会場及び周辺、または市内繁華街や駅等では、出店企業関係者や出張者をターゲットとした旅券や貴重品のスリ、置き引きの被害が多発する傾向にあります。

これまで当館に寄せられた被害例は、以下のとおりです。

●メッセ会場やホテルで商談、打ち合わせ、会食等しているうちに、近くに置いていた鞄が盗まれた。

●メッセの出展ブース内に置いておいた鞄等が、一瞬目を離した隙に盗まれた。

●メッセ会場に歩いている時や列車内で見知らぬ人から声を掛けられ、気軽な気持ちで会話に応じている間に注意がそれてしまい、鞄や貴重品を持ち逃げされた。

●メッセ会場からホテルに移動中、満員電車の中で密着してくる者がいると感じていたところ、電車を降りた後に財布等が盗まれていることに気がついた。

●市内で「私服警察官」を名乗る男に声を掛けられ、求めに応じて財布を見せたところ、現金を抜き取られた。

３．スリ、置き引きに関する防犯上の主な留意事項は、以下のとおりです。

●常に貴重品に意識を向ける（定期的に、自身で触って、見て確認）。

●ズボンの後ろポケット、鞄の外ポケットなど、とられやすい位置に貴重品を保管しない。

●例え「メッセ会場」や「ホテルのレストラン」といった関係者しかいないと感じられるような空間であっても、絶対に油断しない。

●鞄のファスナーは最後まで必ず閉めておく。買い物や食事中に鞄類を椅子等に掛けたままにすることは控える。鞄等での「場所取り」は厳禁。

●見知らぬ者から声を掛けられた時、誰かにぶつかられた時は警戒心アップ。その人間が注意を引いている隙に、背後から別の仲間が貴方の所持品を狙っている可能性がある。

●不用意に多額の現金を持ち歩かない。

●深夜までの深酒は控える（どうしても注意力が下がります）。

４．外出先での被害防止に合わせまして、ホテル等でも施錠を徹底し、不用意にドアを開けないなど、基本的な安全対策に努めてください。ご自身で貴重品の管理を万全にしていただくとともに、メッセ出店企業、出張者の方におかれましては、関係する皆さまで声を掛け合い、被害防止に努めてください。

旅券の盗難に遭った（紛失してしまった）場合には、戸籍謄本等の取り寄せなどが必要になるため、旅券の再発行若しくは帰国のための渡航書の発行までに一定の時間を要し、以降の旅程や帰国日程の変更を余儀なくされることが考えられます。十分注意してください。

万一、被害に遭われた際は、至急、最寄りの警察署に届け出ると共に、当館までご連絡ください。

海外渡航や在留の際に、緊急事態が発生した場合、外務省からは随時情報を提供いたします。緊急事態の発生に際しては、「たびレジ」や在留届等であらかじめメールアドレスを登録いただいた方には、一斉メールにより、情勢と注意事項をお伝えしています。

■外務省海外旅行登録「たびレジ」（３か月未満の渡航の方）

■在留届（３か月以上滞在される方）

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※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届（３か月以上の滞在）の届出、又はたびレジ（３か月未満の滞在）の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただきますようお願いいたします。

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メール（領事班）：konsul@ds.mofa.go.jp