8月8日(月)、香港政府は、8月12日(金)から、海外又は台湾からの入境者に対する検疫措置等を変更する旨発表しました。
1 指定検疫ホテルにおける義務的検疫期間の短縮
(1)海外又は台湾からの入境者に対し、これまで最低7日間の指定検疫ホテルにおける義務的検疫が課されていましたが、8月12日(金)からは3日間に短縮されます。
(2)義務的検疫終了後は、自宅またはホテル等における4日間の行動制限付きの医学観察期間となります。医学観察期間中は、公共交通機関の利用、通勤、スーパーマーケットや街市への出入り等、生活において必要な感染リスクの低い行動は許可されます。ただし、「安心出行(LeaveHomeSafe)」アプリのワクチンパスの色が黄色になり、飲食店等への出入りができません。
(3)これまで入境日が1日目としてカウントされていましたが、8月12日(金)からは、入境日は0日目としてカウントされ、全ての検査結果が陰性であれば、3日目の午前に指定検疫ホテルを出ることができます。
(4)指定検疫ホテルをチェックアウト後、4日間の行動制限付きの医学観察期間中の義務的検査が陰性であれば、7日目の午前に行動制限が解除されます。その後の3日間は、行動制限はありませんが、自己観察期間として義務的検査を受検する必要があり、検査結果が陰性であれば、10日目に入境者に対する全ての検疫が完了します。
(5)これまで定められた回数のワクチン接種を終えずに台湾又は海外からの入境が許可されていた者は、入境後14日間の義務的検疫が課されていましたが、今後は、上記の3日間の指定検疫ホテルにおける義務的検疫及び4日間の医学観察の措置が講じられます。
2 義務的検査日程
新たな措置に伴う入境後の義務的検査の日程は以下のとおりです。
0日目:到着時、空港でPCR検査(同時に迅速抗原検査のための検体も採取)
2日目:指定検疫ホテルにおいてPCR検査
4、6及び9日目:各自で迅速抗原検査を行い、陰性結果を確認後、地区検査センター等でPCR検査
併せて10日目まで各自で毎日、迅速抗原検査を行う必要があります。
3 オンライン健康申告
入境手続き合理化のため、海外又は台湾からの全ての入境者は、香港行きフライトの搭乗前にオンライン健康申告を行い、ワクチン接種状況や指定検疫ホテルの予約等に関する情報を登録する必要があります。必要な情報が正しく入力された場合、申告終了後、緑色のQRコードが発行され、フライトのチェックインの際、再度ワクチン接種証明書やホテルの予約確認書等を提示する必要はありません。また、香港到着後、緑色のQRコード保持者は、入境手続きをより迅速に進めることができ、指定検疫ホテルへのバスの手配を受けることができます。オンライン申告の際、指定検疫ホテルの情報が確認できなかった場合、ピンク色のQRコードが発行され、フライトのチェックイン時に予約確認書の提示を求められます。
(香港衛生局ホームページ:オンライン健康申告)
www.chp.gov.hk/hdf/
4 中国本土又はマカオからの入境者に対する措置
中国本土又はマカオからReturn2hkまたはCome2hkのスキームを使用せず入境する者も、今後は、3日間の自宅における義務的検疫及び4日間の医学観察の措置が講じられます。医学観察期間中は、1日2回の検温及び指定回数のPCR検査を受検する必要がありますが、ワクチンパスの黄色コードによる行動制限はありません。
(香港政府プレスリリース)
https://www.info.gov.hk/gia/general/202208/08/P2022080800803.htm
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