強い熱帯低気圧の接近に伴う災害に対する注意喚起

● 報道等によると、コロンビアに強い熱帯低気圧が接近しており、明6月30日(木)には、コロンビアのカリブ海地域とラ・グアヒラの内陸部において、集中豪雨や突風、雷雨の発生する恐れがあるほか、周辺地域で豪雨による洪水、地滑りなどの災害が発生する恐れがあります。

● 同地域にお住まいの方は、最新の気象情報入手に努め、適切な安全対策を講じてください。

1 報道等によると、大西洋上で発生した強い低気圧が、6月30日(木)にはコロンビアのカリブ海地域とラ・グアヒラ県の内陸部に接近し、集中豪雨や突風、雷雨の発生が予想されています。これに伴い、これらの地域に加え、ボリバル県、コルドバ県、スクレ県、サン・アンドレス、プロビデンシア及びサンタカタリーナ諸島、アラウカ県、チョコ県、アンティオキア県でも豪雨による洪水、地滑りなどの災害が発生する恐れがあります。

2 つきましては、これらの地域にお住まいの方、滞在中の方、また、滞在を予定されている方は、本低気圧情報や現地の気象情報の収集に努めると共に、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。

3 更に、お住まいの方・滞在中の方は、備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、災害時の対応に備えてください。

【上陸・接近前の備え】

(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。

(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料を確保・備蓄する。

(3)避難することも想定し、旅券、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。

(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。

(5)避難場所や避難コースを確認しておく。

(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。

(7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。

【上陸・接近以降の対応】

(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。

(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。

(3)雨による地盤のゆるみに伴う、土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。

(4)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。

(5)今後、被災が想定される地域では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生している恐れがあるため、同地域を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、その可否を慎重に検討する。

4 万が一、災害に巻き込まれた場合は、現地当局等の指示等に従って安全確保に努めるとともに、当館(下記連絡先)まで連絡してください。

【問い合わせ先】

在コロンビア日本国大使館

Carrera 7 No.71-21、Torre B Piso 11、Bogota D.C.

電話番号:+57(601)317 50 01 (開館時間:平日9:00-12:00、13:30-17:30)

FAX: +57 (601) 317 49 89

https://www.colombia.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html