強い熱帯低気圧の接近に伴う災害に対する注意喚起

● 報道等によると、コロンビアに強い熱帯低気圧が接近しており、10月8日(土)夜にはコロンビアのサン・アンドレス、プロビデンシア及びサンタカタリーナ諸島に最接近する可能性があり、集中豪雨や突風、雷雨の発生するおそれがあります。

● サン・アンドレス、プロビデンシア及びサンタカタリーナ諸島の観光当局は、観光客に事前の避難(離島)を勧告しています。

● サン・アンドレス島、プロビデンシア島、サンタカタリーナ島にお住まいの方は、最新の気象情報入手に努め、適切な安全対策を講じてください。

1 報道等によると、10月7日(金)午前3時現在、強い熱帯低気圧ベネズエラ北部海岸に付近にあり、時速24 kmで西に進んでいます。この熱帯低気圧は今後、カテゴリー1(風速64 - 82 kt/分)のハリケーンに発達し、明日10月8日(土)の夜から明け方にかけてコロンビアのサン・アンドレス島やプロビデンシア島、サンタカタリーナ島に最接近し、その後ニカラグアに上陸する見込みです。

 このハリケーンに発達すると予想される熱帯低気圧の接近に伴い、コロンビア北東部のラ・グアヒラ県の沿岸部では本日、暴風雨が予想されているほか、サン・アンドレス島、プロビデンシア島、サンタカタリーナ島では明日8日の夜から9日にかけ暴風雨や高潮が予想されています。

2 サン・アンドレス、プロビデンシア及びサンタカタリーナ諸島の観光当局は、本熱帯低気圧がハリケーンに発達した場合に大きな被害が発生する可能性があるとして、観光客に事前の避難(離島)を勧告しています。現在、サン・アンドレス、プロビデンシア及びサンタカタリーナ諸島に滞在中の観光客の皆様は、この勧告に基づき離島を検討してください。

3 また、これらの地域にお住まいの方は、本低気圧情報や現地の気象情報の収集、備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、災害時の対応に備えてください。

【上陸・接近前の備え】

(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。

(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料を確保・備蓄する。

(3)避難することも想定し、旅券、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。

(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。

(5)避難場所や避難コースを確認しておく。

(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。

(7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。

【上陸・接近以降の対応】

(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。

(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。

(3)雨による地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。

(4)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。

(5)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、その可否を慎重に検討する。

4 万が一、災害に巻き込まれた場合は、現地当局等の指示等に従って安全確保に努めるとともに、当館(下記連絡先)まで連絡してください。

 なお、このメールは、在留届および「たびレジ」に登録されたメールアドレス宛に自動的に配信されています。

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。

【問い合わせ先】

在コロンビア日本国大使館

Carrera 7 No.71-21、Torre B Piso 11、Bogota D.C.

電話番号:+57(601)317 50 01 (開館時間:平日9:00-12:00、13:30-17:30)

FAX: +57 (601) 317 49 89

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