ラマダン最終週及びイード期間中の各種注意喚起及び当館休館日のお知らせ

【ポイント】

イード期間中及びその前後、特にラマダン最終週は、宗教心が高まるとされているため、いつも以上にテロに対する警戒を怠らないことが重要です。

パキスタン政府は、5月3日から5日をイードによる休日に指定しています。月の見え方により、前後する可能性がありますが、期間中は当館も休館となります。

○また、この期間は一般犯罪が増加する傾向にありますので、犯罪被害等に遭わないように十分な注意が必要です。

イードの決定に伴い、当館も同期間中は休館といたします。

【本文】

 パキスタン政府は、イード(Eid−ul−Fitr)の休日を5月3日(火)から5日(木)と指定しています。月の見え方により、期間が前後する可能性もありますが、期間中は当館も休館と致します。詳細は当館ホームページの「大使館案内」の中の「来館案内」よりご確認をお願いいたします。イード期間及びその前後には、買い出しや帰省のため、マーケット、銀行、バス停留所、空港付近は大変に混雑することが予想されます。これら多くの人々が集まる場所では、テロの標的となるリスクが高いことに加えて、スリやひったくりなどの一般犯罪被害に遭うおそれもあるほか、車両の盗難・車上狙いなど、駐車中の車に対しての防犯にも十分な注意が必要です。また、帰省等により留守にする家が多くなるため、留守宅をタ

ーゲットにした「空き巣狙い」も毎年多発しております。つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意点に十分留意の上、危険回避に努めて頂きますようお願いいたします。

1 テロ等に関する注意事項

 これまでのお知らせにおいても、テロ攻撃の脅威情報に関する各種注意喚起をおこなっておりますが、ラマダン後のイード期間中及びその前後も、テロ攻撃等の脅威はいつも以上に存在しますので、以下の注意点を参考に安全に配慮した行動をお願いいたします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)テロ等の標的となりやすい場所(宗教関連施設、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関)には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(外国資本等のホテルやファースト・フード店、国連関係機関、公共交通機関、観光施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

(3)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

2 一般犯罪に対する注意

 イード期間直前や期間中は、買い物等で多額の現金を持ち歩く市民が多いことから、窃盗等の一般犯罪が増加する傾向にあります。また、旅行等で長期に自宅等を不在にする場合、現金や貴重品の管理には十分に注意し、玄関、窓ガラス、各部屋の施錠を確実に行うよう留意してください。

(1)一般犯罪対策

ア 夜の遅い時間帯や早朝の外出は極力避ける。

イ 外出する場合は近い距離であっても車を利用し、買い物などの用事は短時間で済ませることを心掛ける。

ウ 買い物等でやむを得ず人の多く集まる場所に行く場合には、貴重品はズボンのポケットなど、盗まれやすいところには保管しないように心掛け、携行品は出来るだけ手や体から離さないようにする。

エ 駐車する場合は、外から見えるところにカバン等を置かず、警備員のいる駐車場を極力利用するようにし、車の乗降時は周囲の状況に細心の注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場から離れる。

オ 乗車中は必ずドアロックをして、すべての窓を閉める。

(2)空き巣等の対策

ア 留守時はもちろんのこと、在宅時であっても必ず施錠する。

イ 来訪者がきた場合、門・ドアを開ける前に必ず相手の身分事項や用件を確認する。また、警備員がいる場合には、独自の判断で門扉を開けないよう指導する。

ウ 使用人を雇用している場合、いかなる理由があっても第三者を勝手に敷地内(使用人部屋を含む)に立ち入らせないよう指導する。

エ 貴重品は、一見しただけでは分かりづらい、施錠できる場所に保管する。

オ 在宅中に不幸にして強盗に遭った場合には、被害を大きくしないためにも決して抵抗しない。

3 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)