12月8日フレデリクセン首相記者会見概要(新型コロナウイルス関連情報)

【ポイント】

●12月8日フレデリクセン首相等が新型コロナウイルス対策等については発表しました。以下の新たな規制が12月10日午後4時から実施されます。

〇ナイトクラブ、ディスコテック等ナイトライフの閉鎖。

〇全ての飲食店は深夜0時から翌朝5時まで閉店。

酒類販売は深夜0時から翌朝5時まで禁止。

〇飲食店の従業員や利用客はマスク等の着用が必要(コロナパスを提示できる従業員および着席時を除く)。

〇0〜10年生までの義務教育の小中学校は12月15日から1月4日まで冬休みを前倒し・延長する。

〇50人以上の立ち見客を伴うコンサートなどの文化イベントは1月7日まで中止。

〇公的、民間両方の職場でテレワークの再導入を推奨。

〇職場で実施するクリスマスの会食や大人数での飲食は中止を要望

●実施される規制内容の詳細については、下記コロナポータルサイトにてご確認ください。

https://coronasmitte.dk/nyt-fra-myndighederne/pressemoeder/stm-coronasituationen-i-danmark#praktiskinfo 

1 フレデリクセン首相等記者会見概要

(1)フレデリクセン首相発言概要

●現在、デンマークでコロナの感染者数が増加しているが、昨年の同時期と比較すると、ワクチン接種率が高いため、昨年よりはよい状況にある。昨年のロックダウンは必要であったが、そのコストは高かったため、政府としてはできるだけ完全なロックダウンは避けたい。

●したがって、現在の急速な感染拡大を防ぐため、以下の規制を新たに導入する。以下はデンマークでのコロナの感染拡大を可能な限り遅くさせる策である。状況の改善のためにはワクチン接種の効果があり、ワクチン接種枠には空きがある状況であるため、引き続き早期のワクチン接種を引き続きお願いしたい。

●12月10日午後4時以降、ナイトクラブ、ディスコテック等ナイトライフは閉鎖。50人以上の立見客を伴うコンサート等も1月7日まで中止。また、飲食店では利用客及び従業員の両方がマスク・またはフェイスシールドの着用が必要。ただし、コロナパスを持つ従業員と着席時は除外。

●全ての飲食店(屋内、屋外を問わず)は深夜0時から翌朝5時まで閉店。酒類の販売も深夜0時から翌朝5時まで禁止。

●0〜10年生までの義務教育の小中学校(Grundskole)は12月15日から1月4日まで冬休みとする。可能な限り、12月中に子供のワクチンの接種を完了してほしい。

●公的、民間の両方の職場でテレワークの再導入を推奨する。

●職場で実施するクリスマスの会食や大人数での飲食は中止してほしい。

(2)ウロム国立血清学研究所(SSI)所長

●現在デンマークでのオミクロン感染者の、10人中9人がデンマーク国内で感染しており、感染速度が速く2日で2倍の感染者数になっている。

南アフリカの感染状況を注視しているが、南アではオミクロン株の感染者数は4週間で10倍になっている。各患者の症状は比較的マイルドであるが、南アの感染者は若い患者が多く、デンマークでの感染者についても同じことが言えるかは不明であり、現時点でオミクロン株の症状がそれほど深刻でないと結論づけるには早すぎる。また、患者数が爆発的に増えれば当然病院にとって大きな問題になる。現時点でオミクロン株への感染により6人が入院中。

●この状況の打開のための鍵となるのが、ワクチン接種である。

(3)コレロップ産業・ビジネス・金融大臣

デンマークではコロナの感染者数が増加しているが、昨年と状況は違う。昨年はワクチン接種が完了していなかったが、今回はデンマーク人の多くが現在、3回目の接種中の状況である。

デンマークGDPは過去最高であり、失業者数も少なくデンマーク経済は好調。今回の規制によりナイトクラブやバー等、影響を受ける事業者への救済策につき、国会で議論を開始している。

2 感染者数

12月9日(木)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細 は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。 (出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府グリーンランド自治政府の最新発表) https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata 

感染者数合計:感染者数合計:542,075名

デンマーク

感染者数:536,195名(前日比+6,985名)死亡者2,983名(前日比+11名)、入院者460名(集中治療室67名)

フェロー諸島

感染者数:4,134名(死亡者13名、入院者10名)

グリーンランド

感染者数:1,746名(死亡者0名、入院者1名)

<日本の水際対策強化に係るこれまで発表された措置>

(1) 水際対策強化に係る新たな措置(20)

【いわゆるデンマークから帰国後指定場所での3日間待機が必要となる措置】 令和3年 11 月 30 日より実施 下記の「水際対策強化に係る新たな措置(19)(18)」が令和3年 12 月 31 日まで 停止されます。

外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000656.html 

措置概要について https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html 

査証申請についてhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page22_003381.html  

出入国在留管理庁ホームページ

https://www.moj.go.jp/isa/content/001347330.pdf

(2)水際対策強化に係る新たな措置(19)※12 月 31 日まで停止

【いわゆる日本入国後の待機期間が 3 日間に短縮され外国人が新規入国できる 措置】 令和 3 年 11 月 8 日より実施

厚生労働省ホームページ(制度概要や申請方法など)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00318.html

外務省ホームページ 措置概要について https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html

査証申請についてhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page22_003381.html

出入国在留管理庁ホームページ http://www.moj.go.jp/isa/hisho06_00099.html http://www.moj.go.jp/isa/content/001347330.pdf

(3)水際対策強化に係る新たな措置(18)※12 月 31 日まで停止

【いわゆる有効なワクチン接種証明書所持者の待機期間が 10 日間に短縮される 措置】 令和 3 年 10 月 1 日より実施 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100238893.pdf

<日本帰国・入国者への検査証明確認の厳格化(4月19日から実施)>日本人の帰国者を含む全ての日本への入国者に対しては、すでに事前の出国前検査証明を求められているところですが、4月19日より検疫における検査証明の確認が一層厳格化されています。出国時の搭乗手続や本邦入国時の検疫において、検査証明の有効性をめぐり、搭乗拒否や乗継地での足止め、また入国後の停留期間の延長など様々な混乱が生じています。

下記リンク先にて、厚生労働省が定める検査方法及び検査証明書記載内容などをご確認の上、原則として厚生労働省所定のフォーマットを使用願います。

厚生労働省の検査証明書フォーマット)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

(検査証明への記入サービスを行う当地医療機関等・当館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#nihon_3 

※同医療機関は一例です。検査・記入サービスの利用料金等は病院ごとに異なります。

(「検査証明書の確認について(本邦渡航予定者Q&A)」・当館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100178984.pdf 

デンマークの入国制限>

デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。

デンマーク・コロナポータルサイトデンマーク語)

https://coronasmitte.dk/ 

(同:英語)

https://en.coronasmitte.dk

(在デンマーク日本国大使館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2

○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1 

<当館からのお願い>

●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。

また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。

詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html

●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。

【連絡先】

デンマーク日本国大使館領事班

電     話:3311-3344 

(閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)

メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp

●在留届(3か月以上滞在される方)/「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

スマートフォン用 海外安全アプリ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

◎「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やe-mailアドレスの変更等)、または帰国・転出等があればお知らせください。