パキスタン入国時の新型コロナウイルス検疫強化(オミクロン株対策)

【ポイント】

○12月6日付パキスタン航空当局(CAA)公告によると、12月8日午前0時以降、パキスタン国内に到着する国際線への検疫強化のため、カテゴリーリストを更新し、Cカテゴリーからの外国人の入国を原則禁止する措置を公表しました。

○日本からの渡航者に関連する同公告の主な変更点は、「6歳以上の入国者は搭乗前48時間以内にRT-PCR検査陰性証明の携行」及び「サウジアラビアUAE及びカタールを経由して入国した場合、無作為抽出による抗原検査(RAT)を実施」となっています。

○引き続き、パキスタン国内に到着する国際線を利用する「18歳以上」の搭乗者は新型コロナウイルスワクチン接種証明書又は接種できないことを証明する書類が必要となります。

【本 文】

1 パキスタン航空当局(CAA)は12月6日、「パキスタンに到着する国際線へのガイドライン」の変更を発表しました。12月8日以降の主な変更点は以下のとおりです。

(1)パキスタン国内に到着する国際線6歳以上の入国者は搭乗前『48時間』以内にRT-PCR検査(*1)陰性証明の携行。

*1:RT-PCR検査に用いる検体採取部位については、鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)を用いた検査が原則となっています。

(2)オミクロン株対策のため、サウジアラビアUAE及びカタールを経由して入国した場合、到着時に無作為抽出による抗原検査(RAT)を実施する。

(3)以下に指定する「カテゴリーC」に該当する国からの外国人の入国は原則禁止する。

*カテゴリーC:ボツワナクロアチアエスワティニテワニ、ハンガリーアイルランドレソトモザンビークナミビア、オランダ、ポーランドスロベニア南アフリカウクライナベトナムジンバブエ

(カテゴリーCに該当する国からの入国には免除証明書(Exemption Certificate)が必要となります。)

(4)以下に指定する「カテゴリーB」に該当する国から入国した場合、到着時に無作為抽出による抗原検査(RAT)を実施する。

*カテゴリーB:アフガニスタンオーストリアアゼルバイジャン、フランス、ドイツ、メキシコ、ロシア、スリランカ、タイ、トリニダード・トバゴ、トルコ、イギリス、アメリ

2 引き続き、パキスタン国内に到着する国際線を利用する「18歳以上」の搭乗者は新型コロナウイルスワクチン接種証明書又は接種できないことを証明する書類が必要となります。(詳細は「10月1日以降、パキスタン出入国時に必要なワクチン接種証明」 https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=120618 をご参照ください。)

3 入国規制に関する詳細は、ご利用予定の航空会社・旅行代理店等にお問い合わせください。

4 当処置は、今後、世界的な感染拡大状況及びパキスタン国内のCOVID-19感染状況により適宜変更されますので、引き続き、政府当局の発表にご注意ください。

5 なお、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0 

厚生労働省HP:「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_certificate.html

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#参照)

○緊急時の連絡先:051-9072500(在パキスタン日本国大使館代表)