ギリシャ政府の新型コロナウイルス感染症対策(9月以降の国内制限措置に関する政府発表)

 本日、ギリシャ政府は9月からの新たな国内制限措置について発表しました。同措置は、本年9月13日から2022年3月31日まで有効となる予定とのことです。あくまで現時点での事前発表ですので、実施前の変更も想定されます。詳細については、判明次第、別途お知らせさせていただきます。

■1 ワクチン未接種者に対する措置

(1)ワクチン未接種者の民間・公共部門の従業員に対し、週1回のラピットテストによる陰性証明を義務づける。検査は有料で、価格は10ユーロ。民間検査機関で検査を実施する。

(2)ワクチン未接種者の教職員およびワクチン未接種者の観光、飲食、放送、映画、演劇関係従業員に対し、週2回のラピッドテストによる陰性証明を義務づける。検査は有料。

(3)ワクチン未接種者の生徒(小中高校と思われる)に対し、週2回のセルフテストによる陰性証明を義務づける。検査は無料。

(4)ワクチン未接種者の大学生に対し、週2回のラピッドテストによる陰性証明を義務づける。検査は有料。

(5)12歳以上の旅行者に対して、旅行前に48時間以内のラピットテストによる陰性証明を義務づける。5歳以上の旅行者に対しては、セルフテストによる陰性証明を義務づける(検査が有料か無料かについては不明)。

(6)ワクチン未接種者については、映画館、劇場、博物館は48時間以内に実施されたラピットテストの陰性証明により利用可とする。各施設が「ワクチン接種者のみ」タイプ、または「ワクチン未接種者を含めた混合」タイプにするかを選択する。

(7)ワクチン未接種者については、屋内ジムは48時間以内に実施されたラピットテストの陰性証明で利用可とする。

■2 その他の全般的な措置

(1)これまで実施されてきた無料ラピッドテストは、今後はワクチン接種者または感染症状を有する者に対してのみ実施する。

(2)屋内の飲食店やナイトクラブなど娯楽施設は、ワクチン接種者または治癒者のみ利用可とする。

(3)スタジアム(屋内外問わず)は、ワクチン接種者または治癒者のみ利用可とする。

(4)室内の職場では、雇用主は従業員のワクチン接種状況を把握する権利がある。

(5)マスクに関しては、屋内は着用義務、屋外については人が集まるところでは着用を義務づける。

ギリシャ日本国大使館

Embassy of Japan in Greece

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