【感染症情報】ミンダナオにおける新型コロナウイルス感染症関連状況(新型コロナウイルス感染症に係るダバオ市の規定の更新:ダバオ市政府発表)

●15日、ダバオ政府は、新型コロナウイルス感染症に係る規定を更新をしました。

●本規定により食料品・薬品パス(FMパス)が停止されたため、市民が買物等をする際に必要な証明書はダバオ市QRコード(Safe Davao QR)のみとなり、FMパスによる外出抑制策(外出可能な曜日の指定)も停止されます。

●夜間外出禁止(夜9時から朝4時まで)及び公共の場における酒類禁止は継続。

フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

在ダバオ日本国総領事館

1 15日、ダバオ市政府は、新型コロナウイルス感染症に係る規定の更新を発表したところ、概要以下のとおりです。なお、本規定は15日より実施されています。

 本規定により食料品・薬品パス(FMパス)が停止されたため、市民が買物等をする際に必要な証明書はダバオ市QRコード(Safe Davao QR)のみとなり、FMパスによる外出抑制策(外出可能な曜日の指定)も停止されます。なお、夜間外出禁止(夜9時から朝4時まで)及び公共の場における酒類禁止は継続されています。

(1)最小限の公衆衛生基準

 マスクの着用(鼻と口を覆う)。最低1メートルの物理的距離の確保。水と石鹸を備えた手洗い場又はアルコールの提供。

(2)フェイス・シールド

 市長令2020年第65-A号を適用。具体的には、(ア)公共交通機関の全ての乗客、(イ)全ての民間事業体、(ウ)スーパーマーケット、公設市場、ショッピングモール、及び政府が会議を行うか重要な政府のサービスが実施又は提供されている会場、(エ)ダバオ市警察本部、駐屯地及び警察署の訪問者、及び(オ)市政府事務所内における職員及び訪問客に対し、マスク及びフェイス・シールドの着用を義務付け。

(3)年齢及び健康上のリスクによる制限

 IATF決議2020年79号及び2021年2月11日付IATFオムニバス・ガイドラインを適用。

 15歳未満及び65歳以上の者(在ダバオ日本国総領事館注:高齢者の年齢制限は、これまでの「66歳以上」から「65歳以上」に変更されています)、免疫不全、合併症、健康上のリスクを抱える者及び妊婦は、以下の場合を除き、常に外出自粛。

(ア)必要な物品及び必須のサービスを得る

(イ)許可されている業種及び事務所での仕事、ビジネスを行う

(ウ)必須の会合及び社会的行事へ参加する

(エ)非接触型のスポーツや運動を行う

(オ)必須の移動(葬式への出席、通院及び重要な活動を含む)

(4)上記3に含まれない市民につき、GCQ及MGCQの下では、以下の場合を除き、外出自粛。

(ア)仕事のための外出

(イ)ビジネスのための外出

(ウ)必須の物品及びサービスを得る

(エ)必須の会合及び社会的行事へ参加する

(オ)非接触型のスポーツや運動を行う

(カ)必須の移動(葬式への出席、通院及び重要な活動等を含む)

(5)接触追跡

 市長令2020年代60号及び同2021年第2号を適用。

 ダバオ市QRコード(Safe Davao QR)の使用義務付け。

(6)情報・通信技術の活用

 比政府が開発したS-PaSS(移動追跡目的)及びStaySafe.ph(接触追跡目的)を使用。

(7)大規模行事の禁止

(ア)公共の場における1つの行事で出席者が26名以上の集いは大規模行事であり、禁止。

(イ)公共の場における24名以下の集いの場合は、市政府の許可や料金の支払は必要なく、行事の詳細を記したレターをメール又は紙で提出すれば良い。

(8)必須の会合及び社会的行事

 観光省及び貿易産業省合同回章2021年第1号を適用。

 同回章に記載されている行事の実施については、市政府より許可を得る必要はない。

(9)他の集会

(ア)展示型行事を除き、1つの集会では25名までの客・参加者を許可。

(イ)公共の場におけるパレード、車列、行進等は厳禁。公園における言論及び表現の自由は尊重するが、集いは25名までに限定し、最小限の公衆衛生基準の徹底のため、国家警察及びダバオ市保健局の監督が必要。

(ウ)政府の食料配給又は金銭支援の場合、最低限の公衆衛生基準の厳格な実施を条件に、50名まで可能。

(10)事務所内での会合

 政府、民間事務所及び事業体の構内で行う全ての会合は、オンライン方式を使用。6名以上の対面型会合は禁止。

(11)陸上、海上及び航空による移動

 IATF決議2021年代101号を適用。

 ダバオ市への全ての到着客は以下を実施。

(ア)到着時、コロナの症状検査を実施。コロナの症状を呈している到着客は、検査のために市政府の施設に留め置かれる。

(イ)有効なダバオ市QRコード(Safe Davao QR)を所持していること。ダバオ市への入域に際し、他の書類や身分証明書は必要としない。

 ダバオ市関係機関タスクフォースによる到着客の無作為検査を実施する。

(12)通過客

 ダバオ市を経由して他の市町村に向かう到着客は、公的又は民間の交通機関を手配する必要がある。

(13)営業可能な業種の区分

 貿易産業省回章2021年第8号及び付表を適用。

(14)斎場及び墓地

 市長令2021年第11号を適用。

 通夜及び埋葬への出席は家族のみに限定。15歳未満及び65歳以上の者、免疫不全、合併症、健康上のリスクを抱える者及び妊婦は、家族の通夜及び埋葬に出席可能で、家族の埋葬されている墓地等に参拝可能。通夜及び埋葬を行う家族は、家族の訪問日時を記録。棺の置かれている部屋には収容人数の50%以上が入らないこと。斎場及び墓地では全日酒類禁止。

(15)宗教施設

 2021年2月11日付IATFオムニバス・ガイドラインを適用。

 GCQ及びMGCQの下では、宗教的集会はミサ・礼拝に限定するという条件で、席数の50%まで許可。

 最低1メートルの距離を確保、合唱は許可されないが、会衆から3メートル以上離れての独唱は許可。可能ならば扇風機とエアコンは使用しないこと。上記3(年齢及び健康上のリスクによる制限)に該当する者に対し、オンライン、ラジオ又はテレビによる参加方法が提供されること。

(16)公設市場

 開場時間は毎日朝3時から夕6時まで。

(17)食料品・薬品パス(FMパス)及び他の書類

 FMパス及び移動に係る書類の使用は一時的に停止。物品や必須のサービスを得るために使用する書類は、ダバオ市QRコードのみとする。

(18)代替勤務形態

 市長令2021年第10号を適用。

 出勤人数抑制(人と人との距離は最低2メートルを確保)。全ての政府事務所は出勤人数抑制、在宅勤務及び時差勤務を組み合わせることにより、朝7時から夜7時まで稼働。民間事務所には代替勤務形態の採用を強く推奨。

(19)教育施設

 当面、対面式授業は禁止(幼稚園から大学院まで)。高等教育機関及び大学院では、1メートルの物理的距離が厳格に実施されていることを条件に、試験や実習のために対面式又は登校を許可。食事、会合又はグループ練習のために集まることは厳に禁止。

(20)技術・職業教育及び訓練

 2021年2月11日付IATFオムニバス・ガイドライン及び技術教育技能開発庁(TESDA)の文書を適用。

(21)夜間外出禁止と酒類禁止

 市長令2021年第5号を適用。

 夜間外出禁止は夜9時から朝4時まで。公共の場所での酒類の販売、提供及び飲酒は全日禁止。ダバオ市政府不道徳規制ユニット(VRU)及び村(バランガイ)議会が全てのレストラン、ファストフード店やサリサリストアー(小規模店舗)等を監視し、もし1回でも違反があれば閉店。

(22)非接触型スポーツ及び運動

 2021年2月11日付IATFオムニバス・ガイドラインを適用。

2 在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれましては、感染予防に万全を期すとともに、コミュニティ隔離措置、感染状況、医療事情、航空便、入国に係る規制(検査・検疫措置を含む)等に関する最新情報に引き続き注意してください。

ダバオ市政府フェイスブック: https://www.facebook.com/davaocitygov/

ダバオ市政府新型コロナウイルス感染症オペレーションセンター:

(1)GLOBE

    電話: (0927) 604 5797 

テキストメッセージによる連絡:(0906) 367 4671

(2)SMART

    電話: (0919) 071 1111

テキストメッセージによる連絡:(0939) 340 5675

(3)固定電話:(082) 244 0181

(4)メール: covidtf@davaocity.gov.ph

(問い合わせ窓口)

○在ダバオ日本国総領事館

 住所:4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000

 電話:(市外局番082)221-3100

 FAX:(市外局番082)221-2176

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