●ルーマニアは,現在3月13日までの警戒事態下にありますが,国家緊急事態委員会は同決定16号で,警戒事態を3月14日以降30日間延長することを発表しました。
●警戒事態延長後の規制措置については,現在の23時から5時となっている夜間外出規制を,22時からに早める以外,大きな変更はない模様です。
1.ルーマニアの警戒事態延長
(1)ルーマニアは現在3月13日までの警戒事態下にありますが,10日,国家緊急事態委員会は同決定第16号で,警戒事態を4月12日までの30日間延長することを発表しました。
今回も同決定に基づき,追って政府決定が行われて正式なものとなることが予想されます。
(2)延長される警戒事態下での規制措置については,現在は,23時から5時となっている夜間外出規制を,22時からに早める以外,大きな変更はない模様ですが,政府決定の今後の発出を確認の上,必要に応じて追ってお伝えします。
国家緊急事態委員会決定第16号原文リンク
https://stirioficiale.ro/informatii/informare-de-presa-10-martie-2021
(1)3月10日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は,累積840,116人,前日からの増加4,564人。死亡者数は,累積21,156人で,前日からの増加100人。引き続き増加傾向にあります。また,集中治療を受けている患者は,1,140人となり,連日1,000人以上が継続しているため,病床数が逼迫することが心配されます。
また,英国型,南アフリカ型,ブラジル型の変異株が,多く発見されていることから,新たな感染拡大が心配されており,感染状況が悪化した場合には,新たな規制措置を検討することも想定されると報道されています。
以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。
https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127
(2)本日の時点で,直近14日間の1,000人あたりの新規感染者数の割合が3人を超えている県は,ティミシュ県(5.18人),イルフォブ県(3.73人),クルージュ県(3.31人),ブカレスト市(3.16人),ブラショフ県(3.14人)と増加しています。
引き続き,マスク着用,手洗い励行,人混みを避ける等の最大限の注意をしてください。
【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部
電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)
メール:consular@bu.mofa.go.jp
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