キエフ市内におけるデモ発生に関する注意喚起

【ポイント】

● 本12月15日、キエフ市中心部の独立広場や大統領府、最高会議周辺において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためウクライナ政府が導入する検疫強化に反対する個人事業主や経営者等の市民が数千人集まり、デモが行われています。一部のデモ隊が警察官と衝突し、鎮圧のため警察官が催涙スプレー等を使用するなど、デモが開催されている市内中心部では厳重な警戒が続いています。

● デモ主催者側は、長期間デモを行うと発表しており、今後もしばらくの間、主に独立広場や最高会議、大統領府、閣僚会議、キエフ市庁舎等の政府機関の主要施設周辺でデモが継続され、一部が暴徒化する可能性も否定できません。

● キエフ市内に滞在中及び今後渡航を予定されている方は、報道等からデモに関する最新情報を入手するとともに、集会やデモが行われている場所や群衆が多く集まっている場所には不用意に近づかない、仮に遭遇した際は直ちにその場を離れる等の十分な安全対策が必要です。

【本文】

在留邦人の皆様へ

たびレジ登録者の皆様へ

1 12月15日、キエフ市中心部の独立広場や閣僚会議周辺において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためウクライナ政府が導入する検疫強化に反対する個人事業主や経営者等の市民が数千人集まり、デモが行われています(のぼり旗にはSave ФОП等と記載)。このデモにより、一部のデモ隊が警察官と衝突し、40人近い警察官が負傷しています。また、デモ隊鎮圧のため警察官が催涙スプレー等を使用するなど、デモが開催されている市内中心部では厳重な警戒が続いています。

2 現在、治安当局は警備を増強するとともに厳重な警戒態勢を敷いていますが、デモ主催者側は、長期間デモを行うと発表しており、今後もしばらくの間、主に独立広場や最高会議、大統領府、閣僚会議、キエフ市庁舎等の政府機関の主要施設周辺でデモが継続され、一部が暴徒化する可能性も否定できません。

また、このデモの影響で市内中心部が封鎖され、激しい交通渋滞が予想されます。

3 キエフ市内に滞在中及び今後渡航を予定されている方は、報道等からデモに関する最新情報を入手するとともに、集会やデモが行われている場所や群衆が多く集まっている場所には不用意に近づかない、仮にデモ等に遭遇した際は直ちにその場を離れる等の十分な安全対策が必要です。

【問い合わせ先】

ウクライナ日本国大使館領事部

電話:+38(044)490-5500

FAX:+38(044)490-5502

HP: https://www.ua.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular.html 

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