【注意喚起】新型コロナウイルスについて(その109:新規感染者数及び重症者数がいずれも過去最多更新)

●1日あたりの新規感染者数が13,843名、重症者数が5,832名に達し、いずれも過去最悪の数値を更新しました。感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

1 イラン厚生省の発表によりますと、本日(25日)の感染者数等は、以下のとおりです。

(1)新規症例件数:   13,843名(うち2,370名が入院)

(2)累積症例件数:  894,385名

(3)新規死者数:       469名

(4)累積死者数:    46,207名

(5)累積治癒数:   625,606名

(6)重症者数:      5,832名

(7)検査実施件数:5,913,229件

2 1日あたりの新規感染者数が13,843名、重症者数が5,832名に達し、いずれも過去最悪の数値を更新しました。

3 本日(25日)の当地における主な新型コロナウイルス関連報道は、以下のとおりです。

(1)ラーリー厚生省報道官発言

州別感染警告情報

【レッド状態】

テヘランイスファハン、コム、東アゼルバイジャン、南ホラサーン、セムナーン、ガズヴィーン、ロレスタン、アルダビール、フーゼスタン、ケルマンシャー、コフギルイェ・ボイェルアフマド、ギーラーン、ブシェール、ザンジャーン、イーラーム、ホラサーン・ラザヴィ、マーザンダラン、チャハールマハール・バフティヤーリ、アルボルズ、西アゼルバイジャン、マルキャズィ、ケルマーン、北ホラサーン、ハマダン、ヤズド、クルディスタン

【オレンジ及びイエロー状態】

ホルモズガン、ファールス、ゴレスタン、シスタン・バルチスタン

(昨日から変更なし。)

・イエロー地域:PCR検査で陽性の入院者数が、4人/10万人

・オレンジ地域:PCR検査で陽性の入院者数が、6人/10万人

・レッド地域:PCR検査で陽性の入院者数が、10人/10万人

(2)ローハニ大統領発言(24日、於:国家新型コロナウイルス対策本部専門委員会会議)

 広範囲にコロナ検査を行い、感染者の追跡を行うことが、「新型コロナウイルス対策包括計画」の基本的戦略の一つであり、これを力強く実行していかねばならない。1日の検査件数を10万件に増やし、感染者と感染者に近い人たちを追跡することができれば、コロナによる死亡数を減らす極めて重要な一歩を踏み出すことができるだろう。これにより、一刻も早く感染の拡大を断ち切ることが期待される。

(3)ゾルファガーリ・新型コロナウイルス対策本部社会・治安委員長発言(23、24日)

ア 全国民のナショナル・カードの携帯義務化がコロナ対策本部に提案されている。これは、新型コロナウイルス検査で陽性だった人物の行動を管理することを目的としている。このカードは、すでに鉄道で導入されており、過去2日間で44人の乗車が阻止された。また航空機でも導入され、4人の搭乗が禁止された。

イ この計画では、携帯アプリを使って、役所や銀行、スーパーを訪れた人のカードを検査し、その場でその人が検査で陽性だったかどうかを確認する仕組みになっている。この計画が承認されれば、ナショナル・カードを携帯していない者は処罰の対象となる。

ウ 市のサービス、特に公共交通機関を利用する際のナショナル・カードの携帯義務化に関し、一部の市民はカードを取得していない現状に鑑み、施行前に市民への十分な広報が必要である。

(4)ライースィ・新型コロナウイルス対策本部報道官発言(24日、テレビ・インタビューで)

 テヘラン・メトロが混雑している。オフィスワーカーが一定の時間帯に集中して利用していることが原因である。政府職員の移動を減らすために、職員の勤務時間をフレックスにすることが議論されており、(25日の)閣議に提起される予定である。もしこれが承認されれば、役所ごとに勤務時間が変わる可能性がある。

(5)ヘイダリ厚生省査察局長発言

 閉業になっていないグループ1の店舗で、衛生基準が守られていないところを発見した場合は、190番まで連絡し、当該店舗の問題点ついて通報願いたい。また、それ以外の閉業が義務づけられている店舗で、営業を続けているようなところを見つけた場合は、商業・工業鉱山省の124番まで通報願いたい。同省が調査を行うことになるだろう。

4 感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、最新情報を入手するとともに、以下を参考に感染予防に努めて頂き、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。

(1)飛沫感染を防ぐため、マスクの着用、ソーシャル・デイスタンシングを心掛け、いわゆる「三つの密」(密閉された空間で、密集しての密接な会話)を避ける。特に不特定多数の人がいる密閉された屋内にいることを避ける。

(2)接触感染を避けるため、アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に必ず手洗いをする。

(3)体調不良の時は外出を控え、咳やくしゃみがあるときは、マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに手で抑えず、鼻と口をティッシュなどで覆い、その後手洗いを行う。

5 その他関連サイト

(1)厚生労働省ホームページによる周知

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ア 新型コロナウイルスを防ぐためには

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf

イ 一般的な感染症対策について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

(2)国立感染症研究所ホームページ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

(3)外務省海外安全ホームページ

【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html

感染症危険情報】イラン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0

6 連絡先及び問合せ先

在イラン日本国大使館 領事班

電話:+98-21-22660710(代表)

FAX:+98-21-22660746

e-mail:consular@th.mofa.go.jp

HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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