●5月17日(日)、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。発表の時点での感染確認件数は累計304件です。
●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。
5月17日(日)の新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。
1 5月17日(日)の新規感染確認は21件(アンタナナリボ15件、トアマシナ6件)。これにより、累計感染者数は304人(16日発表から+21)となりました。新規の快復者はいません。また、死亡者が1人発生しました。重症者は2人(16日発表から−1)です。
入院者数は、190人(16日発表から+21)と発表されました。
累計快復者数は114人で、16日の発表から変化はありません。
なお、死亡したのは、57歳の男性、病院の駐車場の警備員で、糖尿病と高血圧の持病があり、トアマシナのMorafano病院で死亡したとのことです。
2 ラジョリナ大統領は、5月17日(日)20時から、マダガスカル国営テレビで演説しました。
演説の中で、ラジョリナ大統領は、この2週間、部分的な外出制限の緩和が行われたが、気の緩みが生じたり、規則が守られなかったりしたために、感染者が急増し、1人の死亡者が発生したと述べ、各自が感染拡大防止のため、責任を果たすよう呼びかけました。
外出制限等の措置については、アナラマンガ(首都アンタナナリボがある地域)、アチナナナ(トアマシナがある地域)、オートマチアーチャ(フィアナランツァがある地域)で実施されている外出制限措置については、継続される他、同様の措置をアロチャ・マングル(ムラマンガを含む地域)でも実施する旨発表しました。
また、感染拡大防止のため、道路での検問が強化され、移動制限に違反する者を厳しく罰することも発表されました。
事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。
【参考:関連する日本のウェブサイト】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
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