新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表(4月8日分)

●4月8日(水)、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。発表の時点での感染確認件数は累計93件です。

●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。

 4月8日(水)の新型コロナウイルス対策等に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。

1 新たに確認された感染者等

 新規感染確認5件。うち4件が接触感染、1件が帰国者の事案。接触4件のうち,2件がアンタナナリボ,2件はアナランジルフ(注:トアマシナの北の地域,マダガスカル東海岸)である。帰国者の事案1件はAF934便でフランスからの到着である。

 これにより,感染者累計は93件となった。

 一方,快復・退院者4人(3人トアマシナ,1人アンタナナリボ)が出ており,4月8日現在で病院での治療を受けている新型コロナ陽性者は82人。呼吸困難の症状がある者が1人いるが,危険な状態ではない。

2 マスクの配布等

 コミュニケーション文化大臣発表:4月6日,5万枚のマスクがマチアチャ・アンブニ県(フィアラナンツァがある県),また5万枚がトアマシナ県に発送された。首都があるアナラマンガ県も含め3県で,特に脆弱な人(老人,障害者等)及び多くの人との接触が必要な人(露天商,市場関係者等)に優先的に配布が開始された。脆弱な層へのマスク配布は,米や油などの生活必需品の配布の際に行われる。

3 国内移動の一時的容認について

 ラジョリナ大統領は、一時的に国内移動を認めることとした背景として、外国居住者が、国際線停止直前にマダガスカルへの帰国を認められたにもかかわらず、マダガスカル国内で仕事や勉学等の理由で移動していた者が自身の家族のもとに戻れないのは不憫である、等の理由から決断した旨説明した。

 また、この国内移動により新型コロナウイルスが広がることのないよう、移動する者には問診を行い、帰国者との接触があった者等については、新型コロナウイルスのスピード検査を実施する。また、国内線フライトの利用者についてもスピード検査を実施する旨説明した。

事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。

【参考:関連する日本のウェブサイト】

新型コロナウイルス感染症(外務省 安全海外ホームページ)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ウェブサイト)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

日本国国立感染症研究所コロナウイルスに関して)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

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