レバノンにおける新型コロナウィルス感染者の発生(その51:感染者数717名,死者24名)

● 4月28日(火),レバノン保健省は国内で新たに7名の新型コロナウィルスの感染者が確認され,国内の感染者は合計717名になったと発表しました。

● 4月半ば以降,1日あたりの新規感染者数は低調に推移してきましたが,最近の抗議活動の活性化により,再び感染拡大の勢いが増すおそれがあります。常に最新の情報を収集するとともに,3つの「密(密閉,密集,密接)」を避けるなど,引き続き感染予防に努めていただくようお願い申し上げます。

 4月28日,レバノン保健省は国内で新たに7名の新型コロナウイルスの感染者が確認され,感染者は合計717名(この内,完全治癒者145名,死亡者24名)になったと発表しました。

 4月半ば以降,1日あたりの新規感染者数は低調に推移してきましたが,最近の抗議活動の活性化により,人々が密集する機会が増え,再び感染拡大の勢いが増すおそれがあります。自宅待機を遵守していただくほか,常に最新の情報を収集するとともに,3つの「密(密閉,密集,密接)」を避けていただき,手洗い,咳エチケットの徹底など感染予防に努めていただくようお願いいたします。また,止むを得ず外出する際には身分証明書を携帯する等,十分注意願います。

 

 レバノン政府は3月15日(日)から5月10日(日)までの間,新型コロナウィルスの感染拡大防止を目的とした総動員(General mobilization)を発動しています。これにより,ベイルート国際空港及び陸海空全ての出入国地点の閉鎖,公共及び民間の多くの施設の閉鎖,外出及び車両運行の制限等が行われています。同総動員について,レバノン政府は4月27日(月)以降,段階的に緩和する計画を進めており,今後,商業施設及び学校の営業規制等を順次緩和し,最終の第5段階(6月8日開始予定)で航空便を含む公共交通機関の再開を目指すとされています。細部は下記をご参照ください。

(参考:レバノンにおける新型コロナウィルスの発生,その49,総動員の緩和計画等)

 https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=88267

 外出について,日中は真に必要な場合を除き自宅待機を要請され,夜間(午後9時から翌朝午前5時まで)は緊急事態を除き外出禁止とされています。治安機関は,自宅待機措置の違反者に対する取締りを行っていますので,自宅待機を遵守していただくほか,止むを得ず外出する際には身分証明書を携帯する等,十分注意願います。

 車両運行に関する規制も行われています。これにより,ナンバープレートの最後の数字が奇数の車両は月,水,金,同偶数の車両は火,木,土にしかそれぞれ運行が認められません。また,4月27日以降,日曜日はナンバープレートの最後の数字が奇数か偶数であるかに限らず,全ての車両が運行可能となります。なお,公用車,軍用車,医療関係車両等は同規制の対象外となります。

 5月10日まで民間航空便の運行は禁止されておりますが,ミドルイースト航空(MEA)はレバノン人のレバノンへの帰還を支援するための臨時便の運航を計画している模様です。同臨時便の往路(ベイルート発)について,過去,同便の到着地を経由しての日本行きの便を手配済みであれば日本人の搭乗が可能になったケースが確認されました。帰国を検討されている方は今後の臨時便の運行予定や手続き等についてMEAに随時お問い合わせをされることをお勧め致します。

(参考:MEAコールセンター)https://www.mea.com.lb/english/support/call-center

(参考:MEA臨時便に関する案内)

https://www.mea.com.lb/english/about-mea/news-and-press-releases/news-and-press-releases/mea-phase-ii-scheduled-flights

(参考:ベイルート国際空港のHP)https://www.beirutairport.gov.lb/

 なお,当地の滞在許可については公安総局(General Security)の所掌となります。

(参考:公安総局) https://www.general-security.gov.lb/en  電話:1717

 日本人に対する各国・地域の入国制限措置等については下記をご参照ください。

(参考:海外安全情報 日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

 厚生労働省は帰国された方に対し,検疫所長が指定する場所(自宅等)における14日間の待機のほか,御自宅等へは公共交通機関を使わず,ご家族やお勤めの会社等による送迎でのお帰りをお願いしております。細部は下記をご参照ください。

(参考:水際対策の抜本的強化について(新型コロナウィルス))

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html

 当館においては現在も領事業務を行っており,各種申請を受け付けておりますが,感染拡大を防ぐため,お急ぎでない場合は来館を延期されるようお願いします。来館される方々に対しては,発熱(必要に応じ検温),風邪症状(咳,喉の痛み,倦怠感など)の質問,消毒液(入り口設置)による手の消毒の励行をお願いしております。なお,来館を予定されている方は必ず事前にご連絡ください。連絡先等,細部はこちらをご参照ください。 https://www.lb.emb-japan.go.jp/files/100040209.pdf

 レバノン保健省は,国民に対して冷静に対応し,手洗いやマスクの着用等の予防策を徹底するよう呼びかけています。

 レバノン渡航,滞在中の皆様におかれましては,厚生労働省世界保健機関(WHO)及びレバノン保健省のウェブサイト等を参考に常に最新情報の入手に努めてください。症状が確認された場合はレバノン保健省の専用ダイヤル76592699にまで連絡してください。

 

【参考】

■外務省

海外安全HP

https://www.anzen.mofa.go.jp/

海外安全HP 在レバノン大使館からの安全情報(新型コロナウイルス関連含む)

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0961

厚生労働省

新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

感染症情報

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html

○咳エチケット

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf

世界保健機関(WHO)

https://www.who.int/health-topics/coronavirus

https://twitter.com/who

レバノン保健省(Ministry of Public Health)

https://www.moph.gov.lb/en

専用ダイヤル: +961-76592699

 邦人の方の感染にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。

●在レバノン日本国大使館

 代表電話番号:+961-(0)1-989751〜3

 領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855

 領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977

 領事緊急:+961-(0)3-362540

 FAX番号:+961-(0)1-989754

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