【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(4月24日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では3607名(昨日から172名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数と しては過去最大)))の累計感染者数,うち176名の累計死亡者数が報告されています。

●当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU355/2020)が26日(今週日曜日)まで継続中。同時に,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続中です。ただし,強制隔離の期限が5月10日まで延長される旨報じられており,明25日にも今後の対応につき正式発表が行われると見られております。

●地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに当国政府に申請を行う必要がありますので,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班までお知らせください。

●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。

1 報道によれば,アルゼンチン国内では3607名(昨日から172名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最大))の累計感染者数,うち176名の累計死亡者数が報告されています。なお,ブエノスアイレス州では,感染者のうち約20%は医療従事者とも一部では報じられております。

2 強制隔離の延長(報道)

 報道によれば,24日夕刻,フェルナンデス大統領は各州知事テレビ会議を行い,強制隔離の延長に関し協議しました。詳細は明らかになっていませんが,強制隔離は5月10日まで延長される見込みで,正式な発表は明25日になると見られています。

3 強制隔離関連情勢(刑務所での暴動騒ぎ)(報道)

 24日,ブエノスアイレス市のデボト刑務所において,刑務所職員がコロナウイルスに感染したことを受けて,囚人が「我々は刑務所内で死ぬことを拒否する」との大段幕を掲げて,自宅拘禁を要求し,刑務所の天井を壊して屋根に上ったり,放火を行うという暴力的なデモ行為を行いました。その後,政府・刑務所側と囚人側との合意が成立し,デモ行為は収束したものの,死者が1名出た他,刑務所職員に怪我人も出ているとの情報もあります。なお,刑務所以外にも,老人ホーム,ブエノスアイレス州の人口密集貧困地区,医療機関(23日,当国で初めての新型コロナウイルスによる医療従事者の死亡が確認)での感染が特に注目を集めています。

4 地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項

 地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために,車両(バスやレミ ース)で首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに申請を行う必要がありますので,ご帰国のために移動のご予定のある方は,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班 conbsas@bn.mofa.go.jp までお知らせください。細部は「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご参照ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf

5 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限

の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。(以上)