新型コロナウイルス感染症に対する韓国政府の対策等について(2月24日)

韓国では新型コロナウイルス感染症(COVID 19)感染者が急速に増加しており、韓国政府は危機警報を「深刻」段階へと引き上げました。また、大邱慶尚北道清道地域は「感染症特別管理地域」に指定されています。

韓国では新型コロナウイルス感染症(COVID−19、韓国通称「コロナ19」)感染者が急速に増加しており、2月23日韓国政府は感染病危機警報を「深刻」段階へと引き上げるとともに, 中央災難安全対策本部の本部長レベルを国務総理に格上げし,全省庁の対応と中央政府地方自治体の支援体系をさらに強化しました。

 2月24日16時現在の疾病管理本部による発表によりますと、感染者は833人に達しています。

 感染症危機警報が「深刻」に引き上げられたことに伴い、韓国政府はコロナ19の拡散防止措置のため、強力な対応措置をとることとして、以下のことについて例示しています。

(1)集団行事の開催の可否や多くの人が集まる施設の利用制限等に必要な措置

(2)学校や企業における活動の調整など国民の生活に大きな影響を及ぼす事項に関する決定

 また、大邱地域の居住者及び訪問者については、最低2週間の外出自粛や移動制限を要請し、発熱や呼吸器症状などの症状が現れた方は、選別診療所を通じて速やかに検査を受けることが要請されています。

 さらに、狭い空間で開催される行事や多くの人が集まる行事を自制するとともに、症状がある方は外出を制限し休息をとるように勧告されていますので,在留邦人の皆様もこの点ご注意ください

 国民が安心して病院診療を受けられるように呼吸器疾患患者と完全に分離された呼吸器患者専用診療区域を運営する「国民安心病院」が導入(2月22日から申請の受付)され、患者が医療機関を訪問せずとも電話等を通じて相談及び処方を受けられるよう取り組みが行われています。

 大邱広域市慶尚北道清道地域は「感染症特別管理地域」に指定され,最大限の防疫措置が実施されています。

 大邱地域においては全ての新天地関連施設を2月18日以降閉鎖、新天地大邱教会信者を全員自宅隔離とし,症状を有する人の検体検査を実施。感染者は全て隔離中です。連絡がついていない信者については,警察も動員して調査に取り組んでいます。また,増加し続ける患者に備え,国軍大邱病院,報勲病院等,追加病床の確保などに取り組んでいます。

 新型コロナウイスルに関連して閉鎖されている施設には近づかないようにご注意ください。

 お子様がいらっしゃる方は以下にお気をつけください。

 教育部は、感染症拡散を先制的に予防し、学生等の安全を最優先に保護するため、全国すべての幼、小、中、高等学校、特殊学校及び各種学校の始業を2020年3月2日から3月9日に1週間延期することに決定しました。学習塾については、感染者発生地域の患者動線及び感染リスク等を考慮した休校措置、児童生徒の登塾中止、感染リスクのある講師等の業務排除勧告が実施されています。学校外の教育施設及びインターネットカフェなど、多くの人々が利用する施設の利用を控えるよう呼び掛けられています。

 また、中央防疫対策本部から予防ルールが以下のとおり改正されていますので、ご確認ください。

○手洗い、咳のマナーを遵守し、洗っていない手で目、鼻、口を触らないように注意しましょう。医療機関を訪問する際はマスクを着用し、人の多い所への訪問を控えましょう。また、発熱や呼吸器症状がある人との接触は避けましょう。

○妊婦や65歳以上の方、慢性疾患を有する方は、多くの人が集まる場所を避け、やむを得ず医療機関への訪問や外出する場合は、マスクを着用しましょう。

○発熱や呼吸器症状がある方は、登校や出勤をせず、外出を自制しなければなりません。家で十分に休息を取り、経過観察(3から4日間)することが勧告されています。また、38度以上の高熱の継続や症状がひどくなった場合は、(1)コールセンター(1339、地域番号+120)または管轄保健所への問合せ、(2)選別診療所をまず訪問し、診療を受けなければなりません。

選別診療所は以下のHPからご確認ください。

http://www.mohw.go.kr/react/popup_200128.html

感染症特別管理地域にいる方は、外出及び他地域への訪問を自制し、隔離措置中の方は医療担当者又は防疫当局の指示にしたがい、自宅隔離規則も徹底して実施するよう要請されています。

 特に新天地大邱教会集会等に参加した方は、自宅隔離措置を徹底し発熱や呼吸器症状がある場合、管轄保健所や疾病管理本部の案内センター(1339)等に問合せ、その指示にしたがって最寄りの選別診療所で診療を受けるよう勧告されています。

日本の厚生労働省においても新型コロナウイルスに関するホームページがありますので、あわせてご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

○さらに昨今の新型コロナウイルスの拡大を受け,各国は出入国管理や検疫を厳格化しているとされ,渡航先における情報を迅速に入手するためには,「たびレジ」が大変便利です。第三国へ渡航の際は,下記のリンクから訪問先の「たびレジ」登録をよろしくお願いいたします。

参考 

「たびレジ」の登録はこちらから https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

釜山総領事館からも本日1600現在の状況に関する情報ついて、掲載されておりますので、お知らせします。

https://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000863.html

【問い合わせ先】

大韓民国日本国大使館領事部(邦人援護担当)

E-mail:ryojisodan.seoul@so.mofa.go.jp

TEL:(国番:+82)02-739-7400(代表:夜間および休館日は緊急オペレーターに接続されます)

FAX:(国番:+82) 02-723-3528

住所:大韓民国ソウル特別市鍾路区栗谷路6 ツインツリータワーA棟 8F 〒03142

窓口業務時間:9:30〜12:00,13:30〜17:00

ホームページ:/http://www.kr.emb-japan.go.jp/people/

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スマートフォン用 海外安全アプリ http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html もご活用ください。