4日付けカザフスタン首相府の発表によれば,ビルタノフ保健大臣はぶら下がり記者会見において新型コロナウイルス対策の現状を報告したところ,概要は以下のとおりです。
1 ビルタノフ保健大臣は,記者に対し,コロナウイルス感染の疑いで入院している現在の患者数について報告した。本4日時点で33名の患者が入院している。同大臣は「コロナウイルス感染の疑いで病院に搬送された者は治療を受けている。彼らに対しては検査が実施され,コロナウイルスは発見されなかった。しかし,彼らは急性呼吸器ウイルス感染症,インフルエンザを発症しているため,治療を続けており,監督下に置かれている。コロナウイルスの診断は排除されたが,治療は続いている」と述べた。
2 ビルタノフ保健大臣は,中国から到着した全員に対してコロナウイルスの検査を行うことに意味はなく,同ウイルスを巡って余計な大騒ぎをする必要はないと強調した。同大臣は「同検査は症状を有している者に対してのみ行われる。そうした症状の99%は通常のインフルエンザである。現時点で1,800万人の(カザフスタン国民)全員にコロナウイルスの診断を行う必要性はなく,それには何の意味もない。診断のためには症状が現れなければならず,それは安い調査ではない。我々はこの検査を準備し,同検査は肯定的結果を生んでいる。我々は同検査の回数を定めている。つまり,コロナウイルス感染の疑いがあるすべての人物が速やかに発見されるということである」と述べた。
3 また,ビルタノフ保健大臣は,中国から到着し,モニタリングを受けているカザフスタン国民は既に3万人に上ると強調した。
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(日本外務省関係課室連絡先)
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