・12日、ベナン滞在中の旅行者が病院に緊急入院し、熱帯熱マラリアと診断されました。
・治療の結果、1週間後に回復し退院に至りました。
・ベナン及び近隣国では、毎年邦人がマラリアに罹患し、死亡例もみられます。
・発熱があった場合にはマラリアを疑い、直ちに医療機関で検査を受けてください。
マラリアは、マラリア原虫を媒介するハマダラカに吸血され、体内にマラリア原虫が侵入することにより発症する寄生虫感染症です。マラリアには5種類がありますが、当地で感染するものは最も致死率が高い「熱帯熱マラリア」です。
マラリアは1〜3週間の潜伏期間がありますが、発熱後の初期段階で適切に治療を行えば、高い確率で完治することができます。
マラリア予防のためには、以下のとおり自助努力を怠らないでください。
〇まず第一に蚊に刺されないこと。
〇日頃から殺虫剤、蚊取り線香、虫除けスプレー、蚊帳等を使うこと。
〇ハマダラカは夜間に活動するので、夜間の外出を控えること。外出の必要がある場合には、長袖シャツや長ズボンを着用すること。
また、就寝時には窓を閉め、蚊帳の中で寝ること。
〇発熱時には、直ちに医療機関で検査を受けること。
簡易検査キットを使って自身でマラリア検査を行うこともできますが、医療機関での早期検査をお勧めします。
熱帯熱マラリアは、発熱後5日までに治療が開始されないと50%の致死率、また、発熱後10日を経過すると致死率100%があるといわれる恐ろしい感染症です。
在留邦人・旅行者の皆様にありましては、必ず上記対策を取っていただき、万が一マラリア感染が判明した場合には、ご自身によるか、職場又は入院先の病院を経由して当館へ連絡していただくようお願いいたします。
(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU BENIN(郵便物宛先:Ambassade du Japon 08 B.P.283 Tri Postal, Cotonou, Benin)
電話:(市外局番なし)21-30-59-86
国外からは(国番号229)21-30-59-86
FAX:(市外局番なし)21-30-59-94
国外からは(国番号229)21-30-59-94
ホームページ:https://www.bj.emb-japan.go.jp/j/
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