日本デーにおける各種安全対策について(在デュッセルドルフ総領事館)

ノルトライン=ヴェストファーレン州にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

5月25日(土)、デュッセルドルフ市において日本デー(Japan-Tag)が開催されます。治安当局は、関係機関と協力してイベントの安全確保に向けた警備に努めることとしていますが、皆様も各自で、十分な安全意識をお持ちいただき、イベントをお楽しみください。具体的な安全対策上の注意点は以下のとおりです。

●雑踏事故への注意

昨年の日本デーには約60万人の来場者がありました。混雑時には非常に多くの人が狭い空間に集中するため、他者と密着し、身動きが取れなくなるなどの状況が予想されます。また、過度に人が密集した状況で移動する場合には、将棋倒しのような事故も起こり得ます。

特に、ライン川沿いの遊歩道(Rheinuferpromenade)の一部狭くなる場所(Holz-Bruecke:ライン川と旧市街とをつなぐ東西の小道が遊歩道の下を通っており、遊歩道上は橋の形状となっている)では、歩行者が集中する傾向があります。

進行方向に多数の人が密集している場合には、決して無理をせず、人混みが穏やかになるのを待ってから通過する、そのような道を避けて迂回するなど、周囲の状況を十分に確認していただくようお願い致します。

●すり、置き引きへの注意

不特定多数の人が密集しているため、すりの発生のリスクが高くなります。貴重品はなるべく持たないか、分散して所持するよう注意が必要です。手荷物は、体の前に持つなどして(リュックサックは避けるのが賢明です)盗難防止に努めてください。また、カフェ等で休憩する場合も、テーブルや椅子等に置いた荷物からは目を離さないようご注意ください。

例年、ボランティアの方がブースやテント内に置いていたバッグが盗まれる等の被害が発生しております。荷物を置いたまま、他の場所に離れることのないようご注意ください。

●テロ等に対する注意

治安当局によると、現時点、日本デーに対するテロ等の情報はなく、当日は、警察、消防、警備会社等により現場における安全対策を徹底するとのことです。他方、不審な状況等何らかの異変を察知した際には、まず、ご自身の安全確保を最優先に行動してください。その後、近くの警察やイベント関係者へ通報していただくようお願い致します。

なお、当日はコスプレファッションショー大会が行われますが、主催者からは武器と見間違えるような道具を会場に持ち込まないようお願いしているところです。皆様が安全に安心して楽しむことができるよう、ご理解とご協力をお願い致します。

●反捕鯨デモに対する注意

例年、日本デー当日、市内ケーニヒス・アレーを中心に日本の捕鯨政策やイルカ漁に反対するデモが行われております。警察による警備は行われますが、デモや集会には不用意に近づかず、不穏な動きが見られる場合、あるいは予期せず騒擾事件に遭遇した場合は、速やかにその場から離れるなどご自身の安全を十分に確保するようお願い致します。

●イベント終了後における注意

花火が終了した後、多くの人が一斉に帰路に就くため、会場付近の地下鉄駅(特にHeinrich-Heine-Allee駅)は電車利用者等が溢れかえる事態が予想されます。混雑状況によっては、事故防止のため駅が封鎖される可能性がありますのでご注意ください。なお、ラインバーンによりますと、当日は深夜まで電車やバスの便数を増やすなどの対策を講じるとのことです。

さらに、花火終了後の深夜帯になると、旧市街に酩酊者(集団)が徘徊し、警察と揉み合いになる姿が多く見られます。不要なトラブルに巻き込まれないよう、そのような酩酊者とはなるべく距離を保ち、安全にご帰宅されるようお願い致します。

海外渡航や在留の際に、緊急事態が発生した場合、外務省からは随時情報を提供致します。緊急事態の発生に際しては、「たびレジ」や在留届等であらかじめメールアドレスを登録いただいた方には、一斉メールにより、情勢と注意事項をお伝えしています。

■外務省海外旅行登録「たびレジ」(3ヶ月未満の渡航の方)

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#

■在留届(3ヶ月以上滞在される方)

  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

スマートフォン用「海外安全アプリ」

  http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

本メールは送信専用ですので、返信はご遠慮ください。

デュッセルドルフ日本国総領事館