クリスマス・マーケット開催に伴う注意喚起

【ポイント】

●今週以降、ドイツ国内各地においてクリスマス・マーケットが開催されます。

●クリスマス・マーケットなど多くの人が来場するイベントは、テロや各種犯罪の標的にもなり得る点に注意が必要です。

●周囲の状況に気を配り、ご自身の安全を確保した上でクリスマス・マーケットをお楽しみいただくようお願いいたします。

【本文】

1.今週以降、ドイツ国内各地においてクリスマス・マーケットが開催されますが、クリスマス・マーケットを訪れる不特定多数の方やイベントそのものを標的とするテロに注意する必要があります。

2.2016年12月19日には、ベルリンにおいて、大型トラックがクリスマス・マーケットに突入したテロ事件が発生しました。また、昨年はエッセン市のクリスマス・マーケットへのテロを計画した疑いで逮捕者がありました(その後嫌疑不十分で釈放)。

3.ノルトライン=ヴェストファーレン州警察は、州内に具体的なテロの兆候はないものの、「いつ、どこで発生してもおかしくない」として、本年のクリスマス・マーケットにおいても、会場への車両進入を防止する遮へい物の設置や、制服警察官の巡回強化などの警備対策を行うとのことです。

4.皆様におかれましても、次のような対策をお願いいたします。

(1)最新の治安情報の入手に努める。

(2)「クリスマス・マーケット等、人が多く集まる場所や施設はテロの標的となりやすい」ということを十分認識する。

(3)上記(2)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。

(4)不測の事態の発生を念頭に、避難の際の経路や咄嗟に身を隠す場所等についてあらかじめ確認する。

(5)万一テロ等に遭遇してしまった場合、現場警察官などの指示に従って避難する。なお避難時には、パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれもあり、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。

5.多人数が集まる場所には来場者を狙ったスリ等も多くおります。州警察による被害防止対策のアドバイスは以下のとおりです。

 ○現金や支払い手段は必要な分だけ携帯するに留める

 ○カバン類は常に身体から離さずに持ち歩く

 ○現金、クレジットカード、旅券などは必ず内ポケット等に入れて、身体に密着させる

 ○リュックサック等に携帯電話や財布を入れない

○買い物や食事中でも、カバン類は椅子等にかけておかず、置いたまま席を立ったり目を離したりしない

 ○カバン類は必ず閉めておく

 ○リュックサックを背負うと、スリに対して無防備になることに注意する

海外渡航や在留の際に、緊急事態が発生した場合、外務省からは随時情報を提供いたします。緊急事態の発生に際しては、「たびレジ」や在留届等であらかじめメールアドレスを登録いただいた方には、一斉メールにより、情勢と注意事項をお伝えしています。

■外務省海外旅行登録「たびレジ」(3ヶ月未満の渡航の方)

  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#

■在留届(3ヶ月以上滞在される方)

  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

スマートフォン用「海外安全アプリ」

  http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

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デュッセルドルフ日本国総領事館