狂犬病に関する注意喚起

 11月12日,英国公衆衛生庁(PHE)は,訪問先のモロッコでネコに咬まれた英国人男性が,狂犬病に感染して死亡したと発表しました。狂犬病は,イヌに限らず,ネコ,コウモリからも感染する可能性があるため,むやみに近づいたり触ったりしないで下さい。万一,狂犬病にかかっているおそれのある動物に咬まれた場合は,必ず所定の保健所で狂犬病ワクチンの予防接種(曝露後接種)を受けて下さい。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

在モロッコ日本国大使館

 11月12日,英国公衆衛生庁(PHE)は,訪問先のモロッコでネコに咬まれた英国人男性が,狂犬病に感染して死亡したと発表しました。同国PA(Press Association)通信によれば,男性は2〜3週間前にモロッコでネコに咬まれたが,狂犬病の迅速な処置を施されなかったとのことです。

 ヒトの場合,狂犬病の潜伏期間は,早くて2週間,一般的に1ヶ月から3ヶ月程度ですが,最長7年後に発症した事例もあります。治療法はなく,発症した場合は,ほぼ100%死亡します。

 狂犬病は,イヌに限らず,ネコ,コウモリからも感染する可能性があるため,むやみに近づいたり触ったりしないで下さい。狂犬病にかかっているおそれのある動物に咬まれた場合は,直ちに傷口を石けんと水でよく洗い,必ず所定の保健所で狂犬病ワクチンの予防接種(曝露後接種)を受けて下さい。発症前であれば,ワクチン接種は効果があります。

 また,狂犬病多発地域への旅行や海外で動物に接する機会がある場合は,予防として狂犬病ワクチンの予防接種(曝露前接種)を受けることをお勧めいたします。

(参考)

当館ホームページ:モロッコ医療情報 5.生活上注意すべき点 (3)病気の注意 ・狂犬病

https://www.ma.emb-japan.go.jp/japonais/ryoji_iryojoho.htm

外務省ホームページ:狂犬病〜もし咬まれたら,すぐ医療機関

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C034.html

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在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/index_j.htm

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