「狂犬病」発生に伴う注意喚起

・南部オシュで「狂犬病」を発症したキルギス人1名が死亡しました。

・「狂犬病」に感染しているおそれのある哺乳類に接触した場合,直ちに傷口を石けんで水洗いし,消毒した後,医療機関で治療の上,ワクチンを接種して下さい。

1 9月15日深夜,キルギス南部オシュにおいて,「狂犬病」を発症したキルギス人の男子学生(19歳)が死亡しました。報道によると,同人は6月初め,犬に噛まれた後,ワクチンの追加接種(暴露後接種)を受けていなかったようです。

2 過去5年間の「狂犬病」発生状況を見ると,2014年に1件(バトケン州),2015年に2件(タラス州、オシュ州),2016年は発生なし,2017年に1件(バトケン州),2018年は現在までのところ2件(バトケン州,オシュ州)となっています。南部の方が発生率が高いことから,南部を訪問される方は特に注意してください。

3 「狂犬病」は,犬に限らず,猫,コウモリ,牛,馬,リス等,様々な哺乳動物から感染するおそれがあります。また,噛まれた場合のみならず,なめられた,引っ掛かれた場合にも感染するおそれがあります。

4 症状は,発熱,頭痛,嘔吐に始まり,筋肉の痙攣,幻覚が現れます。人の場合,潜伏期間は一般的に1か月から3か月間ですが,1年から2年後に発症した事例もあります。発症した場合は,ほぼ100%死亡します。

5 「狂犬病」に感染している動物は,多量のよだれを垂らし,物に噛みつく,無意味にうろうろする等独特の行動をします。動物に無防備に手を出したり,撫でたりすることは危険です。他人のペットであっても注意が必要です。

6 もし,「狂犬病」に感染しているおそれのある哺乳類に接触した(噛まれた,なめられた,引っ掛かれた)場合,直ちに傷口を石けんで水洗い(流水)し,消毒した後,医療機関で治療の上,ワクチンを接種して下さい。事前に予防接種を受けている方でも,治療を目的としたワクチンの追加接種が必要となります。キルギス国内では,ビシュケク市マナス通り41番地にあるЦентр медико-консультативных услуг и спортивной медицины(医療カウンセリングサービス及びスポーツ医学センター)でワクチンを接種することが可能です。

連絡先:0312―318915/318904

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【参考情報】

厚生労働省検疫所「感染症についての情報・狂犬病

http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html

国立感染症研究所感染症情報センター「狂犬病

 http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/325/inx325-j.html

【問い合わせ先】

キルギス日本国大使館

所在地:ビシュケク市ラザコヴァ通り16番地

16, Razzakov Str., Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic

電話番号:(0312)300050 / 300051  FAX:300052

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