イタリアでの新型コロナウイルス関連情報(3月4日)

●3月4日現在,ロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州の一部の地域で感染者の増加が継続しています。

●現地の報道によれば,感染者数が顕著に増加しているベルガモ県内の複数の自治体に対して,レッドゾーンの拡大が検討されているとの情報があります。

●お住まいの地域の感染者の推移を注視するとともに,最新情報を入手し,感染予防に努めてください。また,これらを含む各種措置については,居住地や訪問先の各自治体の指示に従ってください。

1 3月3日18時現在の累積感染者数(防災庁発表)

累積感染者数は2,502人。うち入院治療1,034人,集中治療室229人,在宅隔離1,000人,治癒した者160人,死亡79人。

ロンバルディア州(州都ミラノ):1,520人

エミリア・ロマーニャ州(州都ボローニャ):420人

ヴェネト州(州都ヴェネチア):307人

マルケ州(州都アンコーナ):61人

ピエモンテ州(州都トリノ):56人

カンパーニア州(州都ナポリ):30人

リグーリア州(州都ジャノヴァ):24人

トスカーナ州(州都フィレンツェ):19人

ラツィオ州(首都ローマ):14人

フリウリ=ヴェネチア・ジュリア州(州都トリエステ):13人

ウンブリア州(州都ペルージャ):8人

シチリア州(州都パレルモ):7人

アブルッツォ州(州都ラクイラ):6人

プーリア州(州都バーリ):6人

トレンティーノ=アルト・アディジェ州(州都トレント):5人

モリーゼ州(州都カンポバッソ):3人

カラブリア州(州都カタンザーロ):1人

サルデーニャ州(州都カリアリ):1人

バジリカータ州(州都ポテンツァ):1人

○防災庁コロナウイルス関連情報 http://www.protezionecivile.gov.it/attivita-rischi/rischio-sanitario/emergenze/coronavirus 

「Dettaglio per provincia」をクリックすると県別感染者数の表が確認できます。

※サイトが表示されない場合は,しばらくしてからアクセスください。

2 現地の報道によれば,ここ数日,感染者数が顕著に増加しているベルガモ県内の複数の自治体に対して,レッドゾーンの拡大が検討されているとの情報があります。この可能性に関して,イタリア当局の関係者は以下の通り発言しています。なお,4日12時現在,首相令により出入禁止措置等の対象として指定されたレッドゾーンは,ロンバルディア州及びヴェネト州の11の自治体( Codogno, Castiglione d’Adda, Casalpusterlengo,Fombio, Maleo, Somaglia, Bertonico, Terranova dei Passerini, Castelgerundo, San Fiorano,Vo’ )です。お住まいの地域の感染者の推移を注視するとともに,最新情報を入手し,感染予防に努めてください。また,これらを含む各種措置については,居住地や訪問先の各自治体の指示に従ってください。

(1)ブルサフェッロ高等保健研究所(Istituto Superiore di Sanita')所長 発言概要(3日18時防災庁記者会見)

ロンバルディア州とともに,ベルガモのベルト地帯の自治体(comuni della cintura bergamasca)の状況の進展に大きな注意を払いながら分析を行っている。新しく確定した感染者数や新しく確認された陽性判定者数等の割合のデータ,普及率やR0数値*といったデータを元に検討を行っており,地理的感染学上の指標をベースにレッドゾーンのような措置を取ることの適切性について判断を行っているところである。そのような措置を取ると断言している訳ではない。検討しているということである。

*基本再生産数を指し,1人が何人を感染させるかを示す。

(2)ガレーラ・ロンバルディア州保健担当評議員発言概要(3日18時ロンバルディア州記者会見)

・(記者からレッドゾーンの拡大の可能性について問われたに対し)(ベルガモ県内の)アルツァーノとネンブロの地域の問題がある。高等保健研究所にデータを送った。この地域で感染者数が急増しているという客観的なデータがある。このため,高等保健研究所に対して,専門的な観点から評価を行い,政府とロンバルディア州に最良の戦略を提案するように依頼した。措置は首相令を元に実施される。今日,ベルガモ地域における感染者増加数は,ローディ県を含むロンバルディア州の他地域全体よりも非常に多かった。

3 イタリアからの入国に対して制限措置を設ける国が出てきています。国外に行く方は渡航先の国の最新情報を収集してください。各国空港での対応(航空便の一時休止等)についても,各航空会社及び出発する空港に最新情報を確認してください。

新型コロナウイルスに関するイタリア当局問い合わせ先

【全国共通】

保健省全国共通 1500

【各州特設フリーダイヤル】(出典:フリーダイヤルが特設されている各州のHPより。詳細は各州HPを参照してください。)

ロンバルディア州:800 89 45 45 (感染症の症状が出た場合)

ヴェネト州:800 462 340 (行動指針についての情報)

エミリア=ロマーニャ州:800 033 033

ピエモンテ州:800 192 020(保健関連情報)800 333 444(保健以外)

フリウリ=ヴェネチア・ジュリア州:800 500 300

トレンティーノ=アルト・アディジェ州:800 751 751

ボルツァーノ自治県:800 751 751

トレント自治県:800 867 388

ヴァッレ・ダオスタ州:800 122 121 (保健以外の情報)

トスカーナ州:800 55 60 60

ウンブリア州:800 63 63 63

マルケ州:800 933 66 77

ラツィオ州:800 11 88 00

カンパーニア州:800 909 699

プーリア州:800 713 931

アブルッツォ州ラクイラ):118

カラブリア州:800 767676

シチリア州:800 45 87 87

○なお,リグーリア州HPではフリーダイヤル設置の情報が確認できません(3月4日現在)。

※このメールは、在留届及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されています。

(問い合わせ先)

○在ミラノ日本国総領事館

  電話:02-6241141(領事・警備班)

○外務省領事サービスセンター

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

○外務省領事局政策課(海外医療情報)

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)4475

海外安全ホームページ

  https://www.anzen.mofa.go.jp/  (PC版・スマートフォン版)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html  (モバイル版)

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