パキスタン総選挙投票日前後に関する注意喚起

【ポイント】

○ 2月8日(木)はパキスタン総選挙が実施される予定です。過去の総選挙においては、政党支持者等の衝突、選挙を標的としたテロ等が発生しています。

○ 1月28日、カラチ市ティーンタルワールにおいて、PTI支持者と警察が衝突、同市ナージマバードではMQMとPPPの支持者の衝突が発生、1月30日、バロチスタン州シッビーにおいてPTI選挙集会で爆弾テロが発生しています。

○ 在留邦人の皆様は、2月8日選挙投票日及びその前後の期間、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けてください。

○ 2月8日の当館領事窓口は、ビザ窓口(臨時閉鎖)、邦人窓口(個別対応)となる旨、ご承知置きください。

【本文】

1 2月8日(木)はパキスタン総選挙が実施される予定です。過去の総選挙においては、政党支持者・候補者の衝突が発生したほか、選挙集会、候補者・政党事務所、投票所等を標的とした爆弾、銃撃テロ等が発生しています。

2 1月28日、カラチ市ティーンタルワール(Teen Talwar)において、選挙集会中であったPTI支持者が警察と衝突、警察は警棒や催涙弾を使用して鎮圧し、25名以上が逮捕、また同日、カラチ市ナージマバード(Nazimabad)地区において、MQM−P及びPPP支持者の衝突から発砲に至り死傷者が発生しています。

また1月30日、バロチスタン州シッビー(Sibi)において、PTIの選挙集会で爆弾テロが発生、4人が死亡、6人が負傷した旨報道されています。

3 選挙前の2月5日はカシミール・デーのため、各地においてカシミールとの連帯を示す集会等が予定されております。政党間の衝突に繋がる可能性はないとは言えず、注意が必要です。

4 2月8日選挙投票日前後は、通信当局によるSNS、インターネット回線等の通信制限が行われる可能性があります。

5 以上を踏まえ、在留邦人の皆様は、2月8日選挙投票日及びその前後の期間、以下の安全対策をとるよう心掛けてください。

(1)当地の各種報道等を通じて最新の関連情報の入手に努め、安全な行動を心掛ける。

(2)選挙集会や抗議活動には近づかない。

(3)テロ攻撃の標的となりやすい場所(政党・候補者事務所、投票所等選挙関連施設、軍・警察等治安当局(含む車両、検問所等)、政府機関)には極力近づかない。

(4)その他の場所(ショッピングモール、レストラン、マーケット等商業施設)においても滞在時間を短くするように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場から離れる。

(5)日頃から準備している備蓄品(食料、飲料水、燃料等)の点検を行う。

(6)複数の連絡手段を保持するように心掛ける。

6 また、2月8日の当館の領事窓口は、安全対策上の措置としまして、以下のとおりと致しますところ、ご承知置きください。

(1)ビザ窓口:臨時閉鎖

(2)邦人窓口(旅券・証明・戸籍国籍):個別対応(お急ぎで手続き等必要な場合は、事前に領事班(021-3522-0800)までご連絡ください。)

7 パキスタン選挙管理委員会のホームページ(https://www.ecp.gov.pk/)には、候補者含む選挙関連情報が掲載されております。

8 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認ください。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター

https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT

○ 当館ウェブサイト

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先

在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事舘

電話:021-3522-0800

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp