テロ等の不測の事態に対する注意喚起

 今年7月下旬よりデンマーク及びスウェーデン国内において極右活動家等によるコーラン焼却事案が多数発生していることに対し、イスラム教徒の多い国々を中心に大きな反発・抗議が起きると共に、イスラム過激派組織がデンマーク及びスウェーデンに対するテロ攻撃を呼びかける事態となっています。

 スウェーデンは、8月17日、テロ脅威レベルを5段階中の3段階目(増大した脅威)から4段階目(高い脅威)に引き上げ、警戒強化を呼びかけています。

 デンマークでは、テロの脅威が高まったと評価し、国境管理を強化する等の対策をとっていますが、テロ脅威レベルは従来の5段階中の4段階目(深刻)を維持しています。 デンマーク政府は、テロ組織によるデンマーク外交機関に対する脅迫の存在を認めつつも、現時点において、一般市民への具体的なテロ攻撃に関する注意喚起は行っていません。

 これらの状況を踏まえ、在留邦人の皆様やデンマーク渡航予定の方におかれましては、テロや不測の事態に巻き込まれることのないよう、万が一、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、安全の確保に努めてください。