注意喚起:コーラン破棄をめぐるデモ等への警戒

【ポイント】

・1月22日(日)、ハーグ市内において反イスラム団体がイスラム教の聖典である「コーラン」を破棄する事案が発生。

・最近、スウェーデンデンマークにおいてもコーランが燃やされる事案が発生したところ、イスラム教を信仰する国々では抗議行動が頻発しており、欧米を標的とした攻撃への脅威が高まっています。

・今後、オランダ国内でも、今回の事案に抗議するデモ等が発生し、暴力的な事案に発展する可能性もあることから、デモ隊には不用意に近づかないなど、外出する際には十分注意してください。

【本文】

 報道によりますと、1月22日(日)、ハーグ市内において反イスラム団体がイスラム教の聖典である「コーラン」を破棄する事案が発生しました。また、スウェーデンデンマークにおいてもコーランが燃やされる事案が最近発生したところ、イスラム教を信仰する国々では、各国大使の召喚やオランダ等に対する抗議行動が続いているほか、イスラム過激派組織を支持するメディアが報復を警告するなど、厳しい情勢となっています。

 こうした中、1月30日(月)、オランダ外務省は「欧米を標的とした攻撃の脅威が高まっている」ことを理由として、イスタンブールのオランダ総領事館の一般受け付けを一時的に中止するなど、これらの事案の影響が拡大しているようにみられます。現時点では、オランダ国内で、この事案に関する暴力的なデモ等の発生は確認されておりませんが、今後、暴力に発展することも懸念されることから、デモ隊等には不用意に近づかない、もし騒動になっている場合には速やかにその場を離れるなど、その場の状況に応じた安全確保に努めるとともに、興味本位で当該現場に近づかないようお願いいたします。

 以下の外務省ホームページの「海外安全」にて、海外安全パンフレット・資料が確認できますので、ご参考としてください。

 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/index.html

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