●8月18日午前4時頃、モスクワ市内に再び無人機が飛来しました。建物に被害が発生しましたが、人的な被害はありませんでした。
●無人機は、クラスノプレスネンスカヤ河岸通り(モスクワシティと呼ばれるエリア付近)で破壊されたが、その残骸が「エキスポセンター」内にある建物に被害を与えたとされています。
●本事件によりモスクワのすべての空港の離発着が一時制限されました(現在は解除)。
●モスクワに対する無人機の飛来が続いています。深夜から早朝にかけての行動と、無人機による被害が発生した場所の周辺地域で行われる交通規制等には、十分ご注意ください。
1 ロシア国防省等による発表によると、事実関係は以下のとおりです。
本日(18日)午前4時頃、無人機の飛来があり、モスクワ市内にある建物に被害が発生しました。なお、本件に伴う死傷者はありません。
発生場所はモスクワ市内のクラスノプレスネンスカヤ河岸通り(クレムリンから西方約5km。モスクワシティのエリア付近)の上空で無人機は破壊され、その残骸が「エキスポセンター」内に落下し、パビリオンの一つに被害が発生しました(建物側面に約20平方メートル程度)。
本事件によりモスクワ周辺の4空港(ヴヌコヴォ、ドモジェドヴォ、シェレメチエヴォ、ジュコフスキー)が、セキュリティ上の理由から一時的に制限されたため、航空便の離発着に影響が出た模様です(現在規制は解除)。
2 モスクワ市内への無人機の飛来が増加しています。これまでも無人機の飛来は深夜から早朝にかけての時間帯に多く飛来していることから、特に同時間帯には事務所や商業施設等に留まることがないよう、改めてご注意願います。
3 今回の無人機の飛来により、モスクワ周辺の4空港が一時制限されたため、モスクワ到着便が他の都市へ送られたとの情報もありますので、ご注意ください。
4 上記のように、無人機の事案が発生した場合、その直後から周辺地域では交通規制等が行われることがあります。
5 在留邦人の皆様におかれましては、日頃から周囲の状況には十分ご注意いただくとともに、報道等により最新情報の入手に努めて下さい。また、可能な限り知人等と常に連絡をとることができるようご留意願います。
【問い合わせ先】
在ロシア日本国大使館領事部
電 話:(495)229−2520
メール:ryojijp@mw.mofa.go.jp