●5月だけで3件、12名の「テロ計画容疑者」がウガンダ当局によって逮捕されました。
●1月の逮捕を含めると今年に入って既に4件目の摘発となり、過去に例を見ない頻度となっています。
●いずれも逮捕時に銃器・爆弾等が押収されており、テロが「実行寸前」であったと見られています。
●テロが発生していないのは「運良く直前に治安当局が制圧できた」に過ぎません。
●容疑者らが逮捕された場所はいずれもエンテベ近傍、カンパラ近傍です。
●テロの標的となるのは「人が多く集まる場所」、中でも「外国人が多く集まる場所」です。
●この条件にあてはまるのは「アカシアモール」をはじめとした商業施設です。
●「テロのリスクが最大限に高まっている」ことを常に意識し、リスクの高い場所には「行かない」、やむを得ず行くのであれば「混雑する時間を避ける」「滞在時間を最短に抑える」こととしてください。
●万一、テロの現場に遭遇した場合は、すぐその場から避難してください。第二、第三の爆発が仕掛けられている場合があります。特に「自動車が群衆に突入するテロ」の場合、車内の負傷者を救助しようと車外へ引き出した際に、負傷者の座席下に仕掛けられた爆弾が起爆し、さらに多数の死傷者が発生するように仕組まれていることがあります。
●テロ現場での救助活動は治安当局に任せ、自身の命を守る行動を優先しましょう。
「テロ実行未遂」のあらましは、当地報道によれば以下の通りです。
●1月12日、カンパラ地区のマキンディエに住む容疑者が、爆弾製造の疑いでウガンダ警察に逮捕された。自宅からは爆弾製造の材料とライフル銃が押収された。
●5月1日、UPDF(Uganda People's Defence Force:人民防衛軍)が、カセセ地区で3人のADF(Allied Democratic Forces:民主同盟軍)関係者を逮捕。70発の弾薬を備えた3つのサブマシンガンも回収された。
●5月3日、ウガンダ警察はADFネットワークに所属している疑いで、ブイクウェ地区にて容疑者3人を逮捕した。
●5月8日、UPDFはワキソ地区ナンサナ市ナブウェルで6人のテロ容疑者を逮捕した。容疑者はガソリン、ダイナマイト、マッチ箱、電子起爆装置など、IED(Improved Explosive Device:即席爆発装置)を作成するために様々なアイテムを所持していたことが判明、ADFに所属しているとの発表はないものの、関連が疑われている。
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