デング熱のウルグアイ国内感染例の発生について

ウルグアイにおいてデング熱の国内感染例(2020年以来)が確認されました。

● 専門家は、気温の低下のみでは感染リスクは十分に低減せず、生活環境の中で蚊の増殖を抑えることが重要であると訴えています。

● 感染予防のため、蚊の発生場所に可能な限り近づかない、出歩く際は肌の露出を極力少なくするといった対策に努めてください。

 これまでウルグアイ国内で確認されたデング熱患者のほとんどは他国からの輸入感染例と考えられており、2016年に国内感染例が初めて報告されて以来、2020年にサルト県やサンホセ県で発生した国内感染例以降は確認されていませんでしたが、報道によれば、ウルグアイ厚生省(MSP)が国外渡航歴のないロチャ県居住者のデング熱国内感染例を確認したと報じています。

 本件は2020年以来3年ぶりの国内感染例であり、2023年になって確認されたデング熱感染者23例(5月3日時点)の内の1例となります(その他は全て輸入感染例)。

 ウルグアイ共和国大学(Udelar)の研究者は、国内においてデング熱の循環的な感染が持続している可能性があると警告しており、寒冷期における気温の低下は感染リスクの低減にあたり十分ではなく、引き続き生活環境の中で蚊の増殖を抑える等、十分な注意が必要であると訴えています。

 デング熱は、ネッタイシマカヒトスジシマカなどに刺されることで感染するウイルス性疾患ですが、ワクチンや特別な治療法が存在しないことから、予防としては極力蚊に刺されないということが特に重要です。また、今後さらに感染例が増えることや、感染者が発生するエリアが拡大することが危惧されることから、当地に居住されている方や旅行者は十分に注意してください。

 感染予防対策として、蚊の発生場所に可能な限り近づかないようにするほか、出歩く際は肌の露出を極力少なくするよう努めてください。また、蚊は、水たまりや水がよどんだ場所など、幼虫が孵化できる場所を見つけて卵を産む性質があるため、生活環境の中で蚊の発生原因となり得るバケツ、タイヤ、花瓶などに水が溜まらないようにするよう心がけ、虫よけスプレーなどの防虫剤も活用して感染予防に努めてください。

 デング熱については、下記の厚生労働省検疫所の情報を参考としてください。

感染症についての情報:デング熱 Dengue Fever」

https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html

<在ウルグアイ日本国大使館ホームページ(領事情報)>

https://www.uy.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji.html

★外務省海外安全ホームページでは、海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので、皆様の海外安全対策にお役立てください。

ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

<海外安全 虎の巻>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

<海外赴任者のための安全対策小読本>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf

<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf

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