ブエノスアイレス市ベルグラーノ地区及びヌニェス地区におけるサッカーの過激なサポーター集団による騒乱発生

【ポイント】

●邦人が多く居住するベルグラーノ地区で、サッカーの過激なサポーター集団による騒乱が発生しました。巻き込まれて怪我をする可能性がありますので、こうした過激な集団にはくれぐれも近付かないでください。

【本文】

1 概要

 報道によると、3日夜、ブエノスアイレスベルグラーノ地区及びヌニェス地区内のリベルタドール通り(ラ・パンパ通りとの交差点からパロイシエン(Paroissien)通りとの交差点までの間)において、プロサッカーチームの過激なサポーター集団「バラブラバ」が、対戦チームのバラブラバと小競り合いを始めたことから、警察が制止しようとしたところ、バラブラバ側からの投石により警察官1名が負傷し、パトカー1台が損傷する事態となりました。このため警察は機動隊を投入し、非殺傷性ゴム弾による射撃と催涙弾によって鎮圧した後、29名を逮捕しました。

2 安全対策

(1)「バラブラバ」と呼称される過激なサポーター集団が、有名サッカーチームのみならず、各チームに存在しており、爆竹を打ち鳴らし、対戦チームのサポーター集団と衝突して暴動を起こします。また、バラブラバは犯罪組織と関係があり、チケットの転売、違法薬物の密売や恐喝など広く犯罪活動にも関与しているとされています。サッカー観戦の際は、無用のトラブルに巻き込まれないため、これらの過激な集団には近付かないでください。

(2)警察は暴徒化した集団に対して非殺傷性ゴム弾による射撃や催涙弾等により鎮圧しようとすることから、騒動に巻き込まれると思わぬ怪我をする恐れがあります。警察による治安維持活動の現場には近付かないでください。

(3)アルゼンチンは銃社会であり民間機関の調査によると、国内には合法・非合法含め4〜500万の銃器が出回っており、人口比約9人に1人の割合で何らかの銃器を保有している可能性があることから、銃器による強盗等犯罪に巻き込まれる可能性も排除できません。万一、被害に遭った場合は抵抗せずに要求に従うことが必要です。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますので、是非ともご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

 「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

在アルゼンチン日本国大使館 領事班

Bouchard 547 Piso-15, Buenos Aires, Argentina

電話:(市外局番011) 4318-8200 / 国外からは(国番号54)-11-4318-8200

ホームページ(日本語版) http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm

領事班代表メール:conbsas@bn.mofa.go.jp