年末年始の犯罪被害への注意喚起

●年末年始にスペインへの渡航・滞在を予定されている方に、犯罪被害への注意喚起として、下記のとおりお伝えします。

●クリスマスや年末年始を控え、邦人の犯罪被害が複数件寄せられています。常に狙われているという危機意識を持ち、トラブルに巻き込まれないよう心掛けながら安全対策を講じてください。仮に何らかの事件に巻き込まれ、危険を感じた場合には絶対に抵抗せず、安全確保を最優先してください。

1 スリ、置き引き被害対策

市内路上、ホテル(特にフロントでのチェックインやチェックアウト時)等公共の場所において、気づいたら鞄を開けられ、旅券や財布等の貴重品を盗まれていたという報告が複数件寄せられています。また、飲食店、ホテル等における鞄の置き引き被害の報告が寄せられています。

下記注意事項を遵守し、犯罪被害に遭わぬよう慎重に行動してください。

 【注意1】外出の際はできる限り必要最小限の現金等を持ち歩くようにする、貴重品は鞄にまとめて収納せず分散して身につける等の安全対策を講じてください。

 【注意2】「歩きスマホ」をしない、見知らぬ人から声を掛けられても不用意に立ち止まることなく危機意識を持って行動し、恐怖を感じた場合は近くにいる第三者に大声で助けを求めるようにしてください。

 【注意3】買い物中や散策中も、前後左右の人の動きにできる限り注意を払ってください。

 【注意4】鞄類は、常に目に見える場所で確実に管理するよう心掛け、席を外す際には必ず持ち歩くようにしてください。

2 クレジットカード詐欺対策

マドリードのバラハス空港において「現金での支払いができないことから、その分の現金を渡すので、自分に代わってクレジットカードで支払いをして欲しい」旨相談を持ちかけ、その一連のやり取りの中でクレジットカードをすり替える事案の報告が複数件寄せられていますので注意ください。当館へ情報提供をいただいた事案の概要は次のとおりです。

(1)バラハス空港(特定のターミナルに限らない)のチェックインカウンター近辺で黒人男性が英語で声をかけてくる。

(2)黒人男性は、困った様子で、「これから日本に行くが、飛行機に乗り遅れた。チケットの変更をしないといけないが、カード決済しかできない。現金を渡すので、代わりにあなたのカードで決済をしてもらえないか」と話し、現金を手渡してくる。

(3)一緒に航空会社の端末まで行き、クレジットカードを機械に入れるが、操作は完了できない(この間にクレジットカードの暗証番号を盗み見られ、他人名義のカードとすり替えられていると推測される。)。黒人男性は、「チケットを買ったときに使ったカードしか使えないのかもしれない。」等と言い、お礼を言いつつその場から離れる。

(4)被害者が、カードが自分のものではないことに気がつき、カード会社に連絡をすると身に覚えのない買物の記録があることが判明する。

下記注意事項を遵守し、犯罪被害に遭わぬよう慎重に行動してください。

【注意1】本事案は、親切心を逆手にとり、また、日本に関わりがある等の情報を伝えることで親近感を抱かせた上で、行われています。また、同様の手口で入手したと思われるクレジットカードを多数所持していると思われ、すり替えたクレジットカードが、一目で自分のものではないと気付かれないよう、同種のカード、且つカード番号や名義人のイニシャルが似たようなものが渡されているとみられるほか、こうした手口からも、日本人を狙っている可能性もあると考えられます。このような事案が発生していることを念頭に、空港を始め、外出先で同様の被害に遭わないよう十分に注意してください。

【注意2】その他質問や助けを求める等日本人旅行者等に声を掛けて近づいてくる場合が多くありますので、知らない人が近づいてくる場合には犯罪被害に遭わぬよう十分注意してください。

このメールは、在留届及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動配信されています。

在スペイン日本国大使館

電話: +(34)-91-590-7600(代表)

ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ラスパルマス領事事務所

電話:+(34)-928-244-012

ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html

バルセロナ日本国総領事館

電話:+(34)-93-280-3433

ホームページ:http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

外務省海外安全ホームページhttps://www.anzen.mofa.go.jp/

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete