エルサルバドル国内初のサル痘感染者の確認について

 8月30日、当国保健省は,エルサルバドル国内初のサル痘感染者1名を確認した旨発表しました。これまでにサル痘の感染は96か国・地域から累計で41,000人以上の感染症例が確認され、アフリカ地域以外での死亡者も報告されています。感染予防に御留意ください。

【概要】

 サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられる、ウイルスによって感染する病気です。一般的には発熱や発疹、リンパ節のはれ等の症状が見られますが、多くの場合、2〜4週間で自然に治癒します。なお、今回の流行で先進国での死亡例は、スペインを例外として報告されておりません。

【感染経路】

 感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)が中心です(患者と長時間、近距離で対面することでことでの飛まつ感染もあります)。新型コロナウイルス感染症と異なり、人から人への感染は容易には起こり ません。WHOによれば、現在報告されている患者の多くは男性であり、そのほとんど が男性同士の性的接触がある男性です。(※特定の集団や感染者、感染の疑いのある者等に対する差別や偏見は、人権侵害につながります。)

【予防法】

 サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合(体の部位に関係なく、発疹や水ぶくれがある、発熱、頭痛などの症状が見られる等)には、直ちに医師の診察を受けてください。

●症状のある人の飛まつ・体液との接触を避ける。

●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。有症状者が使用した服、寝具、タオル、食器等に触れる際は特に手指衛生を心がける。

●サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。

【治療】

 対症療法が基本。サル痘の感染が疑われる症状が見られた場合、医療機関にご相談ください。

 本メールは、「在留届」及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信させていただいております。

エルサルバドル日本国大使館

住所:World Trade Center,Torre1,6°Nivel

89 Av.Norte y Calle El Mirador

Col.Escalon,San Salvador

El Salvador,C.A

電話 :(503)2528-1111

緊急時:(503)7885-6763

eメール:consulado@sv.mofa.go.jp