●今般、イスタンブール市内バスターミナルにおいて、邦人が現金の強盗被害に遭う事案が発生しました。
●貴重品を所持して外出する場合、常に警戒心を維持するとともに、身の回り品から目を離さない等、ご注意願います。
1 今般、イスタンブール市シシリ区Zincirlikuyuバスターミナルにおいて、平日午後に、邦人が現金の入った封筒を強奪される事案が発生しました。
具体的には次のとおりです。
(1)シシリ区内の両替所にて外貨をトルコリラに換金後、リラ現金を封筒に入れ、カバンにしまい、タクシーでいくつか場所を経由した後、バスターミナルに向かった。
(2)バス停に到着した直後、外国人女性2名が当該邦人の立っていた目の前のベンチに座り、しきりにリラの両替を求めてきた。やむなく対応し、現金を取り出すためカバンを開けた直後、別の人物がベンチの背後から手を伸ばし、カバン内から現金入り封筒を奪取した。
(3)当該邦人はすぐに当該封筒を取り返したが、7〜8人に取り囲まれ、すぐに逃げることができなかった。その混乱から抜けだし、カバン内を確認したところ、現金入り封筒がなくなっていた。
2 つきましては、イスタンブール市内を徒歩で移動する際には、次の点に特に留意の上、周囲に警戒を怠らないようにしてください。
また、仮に強盗に遭遇した際には、犯人が武器を所持している可能性も念頭に、抵抗せずに身の安全を第一に考えて行動してください。
(1)外出する際、できるだけ貴重品は持ち歩かないようにする。持ち歩く際にも、現金とカードを分散して保持する等の対策を行う。
(2)「犯人は目星をつけてターゲットの隙を狙っている」ことに留意し、特に銀行や両替所の出入りに際しては、周囲の状況に注意を払う。
(3)知らない外国人(トルコ人を含む。)に話しかけられても毅然とした態度で対応し、怪しい誘いには絶対に乗らない。
(4)多額の現金や貴重品を持ち歩く場合、白昼であってもこのような強盗やスリがいることを念頭に、特に注意する。
2022年4月29日
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