○1月25日、東ティモール保健省はディリ空港でのPCR献体から2件のオミクロン株が確認されたと発表しました。新たな流行に対する警戒を継続していただき、引き続き手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策に努めてください。
○デング熱による死亡者数は過去10年間で最悪で国内(特にディリ)で流行しております。長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
1 1月25日、東ティモール保健省の発表によると12月30日にディリ国際空港で採取したPCR検査で陽性となった献体をオーストラリア・ダーウィンの研究所でゲノム解析した結果、2件のオミクロン株が確認されました。
新たな流行に対する警戒を継続していただき、引き続き手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策に努めてください。
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2 東ティモール国内の累計感染者は19,879人となっており、1日あたりの新規感染者数は1月8日以降、当国全体で2人以下となっておりましたが、昨26日の感染者数はディリのみで8名となっております。当国においてはオミクロン対策として陸路国境管理の強化や一部で3回目のブースター接種を新たに実施しておりますが、今回のオミクロン株の確認で入国規制や行動制限が更に強化される可能性があります。なお、当国のブースター接種の情報については確認次第、ご案内する予定です。
東ティモール感染者数の推移(当館ホームページ)
https://www.timor-leste.emb-japan.go.jp/files/100293442.pdf
3 保健当局によるとデング熱による死亡者数は過去10年間で最悪であり、国内(特にディリ)で流行しております。今月に入って既に18人が亡くなっております。また、蚊が媒介するウイルスの治療を受けている人も970人以上に達しております。死亡者のほとんどが幼児になりますが、患者が病気の最初の兆候で治療を受けていれば、ほとんどの患者が死を防ぐことができたと述べています。一方、ディリの国立病院によると現在デング熱患者を受け入れる病床が足りない状態が続いており、通常1名のベットを2名で使用したり、他の病院に移送させて患者の受け入れに追われている状況です。
日本の厚生労働省によると蚊に刺されてから3〜7日程度で高熱のほか、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られれば、デング熱の可能性もあります。また、デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
【お問い合わせ先】
在東ティモール日本国大使館領事・警備班
住所:Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-leste
電話:(国番号670)332-3131〜2 緊急電話:7723-1127
ホームページ:http://www.timor-leste.emb-japan.go.jp
メール:ryoji.timor-leste@di.mofa.go.jp