新型コロナウイルス感染症(重慶市および四川省成都市の感染発生状況:11月3日現在)

●11月2日、重慶市で確定感染者4名、無症状感染者2名、四川省成都市で確定感染者1名、無症状感染者1名が確認されています。

四川省成都市の1地区が中リスク地域に指定されています。

●当局は、必要がなければ居住地を離れないように呼びかけており、また、PCR検査の取得を求める場合が増えています。都市間の移動をする場合には、出発地および目的地の最新の措置をよく確認するようにして下さい。

1 発生状況

重慶市政府の発表によれば、11月2日、確定感染者4名および無症状感染者2名が確認されています。感染者は九龍坡区、渝北区、長寿区、巴南区、両江新区において確認されています。感染者は渝北区を中心に重慶市内中心部の広範囲で行動しており、渝北区の一部社区では封閉式管理も行われています。

(2)四川省成都市の発表によれば、11月2日、確定感染者1名および無症状感染者1名が確認されています。これにより「成都市金牛区営門口街道頂峰水岸カイ小区(1期、2期)」が中リスク地域に指定されています。

2 各地の措置

(1)重慶市では、各区において対策が取られています。区によって内容は異なりますが、例えば、一部地域での封閉管理が行われている渝北区では、以下の通知がなされています。

・必要がなければ重慶市を離れないこと。必要な場合は各地の動向に注意し、高、中リスク地域や所在都市には行かないこと。

・区内の映画館、図書館、博物館等室内密閉空間となる場所は営業を一時停止する。各種会議や研修、展示会といった活動は開催しない。人の集まる活動は必要ない限り実施しないこと。

・国外や高、中リスク地域から戻ってきた人は隔離を受ける。その他の市から重慶市に戻ってきた人は、所在の社区に報告し、自発的にPCR検査を1回行うこと。

(2)成都市での、市区からの通達の発出は確認されていませんが、上記の通り、金牛区の一部で封閉式管理及びPCR検査が実施されています。

(3)その他の地域では、重慶市および成都市からの来訪を規制する動きもあります。

3 PCR検査

(1)現下の状況に鑑み、市を超えて移動する場合は、あらかじめPCR検査を受けておく必要性が高まっています。

(2)重慶市および成都市ではPCR検査実施医療機関を以下のサイトで公表しています。

重慶市

http://wsjkw.cq.gov.cn/zwgk_242/fdzdgknr/tzgg/gzgs/202102/W020210207392400303811.pdf

重慶市(24時間対応医療機関):

http://wsjkw.cq.gov.cn/zwgk_242/fdzdgknr/tzgg/202110/t20211029_9906593.html

四川省https://www.sccdc.cn/View.aspx?id=26272

(3)10月26日、重慶市は、低リスク地から来た人に対して自発的に1回のPCR検査を、高、中リスク地の所在する市から来た人に対して7日間の自己健康観察および少なくとも1回のPCR検査を実施するよう勧める通達を発出しています。

4 その他

(1)今般重慶市及び四川省成都市で発生した新型コロナウイルス感染症については、今後も関連症例が発生するおそれがあります。

(2)今後、感染者の行動履歴の判明に伴う集中PCR検査や封鎖など、各地において対策が強化される可能性がありますので、各地政府発表の最新の情報に注意してください。

(3)全国各地でリスク地域の指定が増加しています。各地で都市間の移動に伴う注意喚起がなされていますので、出張等で訪問した方、また今後訪問する予定の方は、必ず居住地および訪問地の最近の公式情報を確認するよう努めてください。

(お問い合わせ先)

重慶日本国総領事館 

住所:中国重慶市渝中区民族路188号環球金融中心42階

ホームページ:https://www.chongqing.cn.emb-japan.go.jp

電話:(023)6373-3585(開館日の8:45〜17:30)

FAX:(023)6374-2661

メール:ryouji@cq.mofa.go.jp