フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報130

 8月21日、フィジー保健・医療サービス省は新たに198件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、帰国を含めた対応を検討願います。

 8月13日、外務省はフィジーに対する感染症危険情報をレベル3に引き上げました。フィジーへの渡航はどのような目的であれ止めてください。

保健省発表:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEAL-(33)

フィジーに対する感染症危険情報のレベル3への引き上げ:

https://www.fj.emb-japan.go.jp/itpr_ja/infection_advisory3.html

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 感染例は、西部地区で52件、中部地区で146件が確認されています。感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

2 1件の死亡が確認されました。同死亡は東部地区で調査中であったカンダブ島の63歳女性であり、COVID-19による死亡と確認されました。同人はワクチン未接種でした。

 さらに2名のCOVID-19陽性患者が死亡しました(COVID-19以外による死亡例と分類)。

3 現在322名の患者が入院しています。その内、118名がラウトカ病院、38名がFEMAT野外病院、166名がCWM病院、セント・ジャイルズ及びマコイに収容されています。37名は重症、14名は危険な状態です。

4 フィジー国内感染者数等累計

 総感染者数:43,294件(内本年4月から:43,224件)

 現在の陽性者数:20,271件(中部地区:11,684件、西部地区:8,540件、北部地区:1件、東部地区:46件)

 回復者数:22,341件(前日比516件増)

 死者数:433件(内、本年4月から:431件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:249件(前日比:2件増)

5 8月19日の時点で541,611人(接種対象の92.3%)が初回のワクチン接種を受け、228,799人(接種対象の39%)が2回目の接種を完了しています。

6 重度のCOVID-19症状を発症する可能性のある高リスク者のみを検査対象とする7月21日に発表されたスバ-ナウソリ地域での検査方針の変更から来る影響により、同地区での日々の新規感染例の件数が減少しています。この減少は、同地域における感染拡大が収束していることを意味しません。保健省は、スバ-ナウソリ地域での感染状況を監視するために、検査陽性率、入院者数、死亡者数などの他の指標を注意深く監視しています。

 西部地区では新規感染例が増加しており、コミュニティ感染が広範に広がっています。西部地区での死亡者数の7日間平均は中央地区を超えました。

7 重度のCOVID-19感染者が自宅で死亡したり、病状が進行してから医療施設を受診しています。重度のCOVID-19は医療上の緊急事態であり、適切な治療の遅れは、回復の機会を減少させることとなります。

 50歳以上である、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病などの非感染性疾患または慢性疾患を有している、肥満である、あるいは妊娠している方は、重度のCOVID-19となるより高いリスクを有しています。

 重い疾病となる高いリスクを持ち、かつ咳、鼻水、熱、喉の痛み、体の痛み、頭痛、味覚や臭覚の喪失などのCOVID-19の症状がある方は、最寄りのスクリーニングクリニックで診察及び検査を受けてください。

 COVID-19の重度の症状には次のものがあります。

・呼吸困難

・胸部の持続的な痛み、または圧迫感

・数日続く激しい頭痛

意識障害(new confusion)、傾眠傾向(inability to wake or stay awake)

・チアノーゼ症状(皮膚、唇または爪床が、青白く、灰色にまたは青くなる)

8 スバ-ナウソリ地域で重度のCOVID-19患者を受け入れる特別な施設を設置しています。同地域内の住人で上記の重度のCOVID-19の症状が見られた場合は、直ちに以下の医療施設にて受診してください。

・CWM病院

・FEMAT病院、Vodafone Arena

 ナウソリ在住で重度の症状が見られる方は以下の施設にて受診してください。

・Nausori Health Centre

・Wainibokasi病院

 西部地区においてCOVID-19の症状がある場合は最寄りの医療施設に受診してください。

 医療施設に行けない場合は165番に電話してください。

 一般の人々は、外出するときはマスクを着用し、頻繁に手を洗い、手指消毒を行い、2メートル以上のソーシャルディスタンスを保ち、careFIJIアプリをダウンロードしてBluetoothをONにしてください。また、ワクチン接種を受けてください。

9 Kadavu島の状況は依然として大きな懸念材料です。Kadavu島の医学調査チームは、カダブ島で予想される重症化と死亡の波に対して、効率的に対応するための医療対応計画の策定に着手しましたが、これは困難な作業になることが予想されます。公衆衛生チームは、スクリーニングと隔離プロトコルを継続しています。

 ビチレブ島本島との間の無許可の渡航を行わないよう再度要請します。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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