イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策4/29

● ガザ地区及び同地区周辺

 ガザ地区では、4月23日(金)から26日(月)未明までの間、合計40発以上のロケット弾が周辺のイスラエル側コミュニティに向け発射され、その後もロケット弾発射の試みが継続しています。イスラエル政府は、ガザ地区からイスラエルへのロケット弾発射が続く場合には軍事的対抗措置をとる旨表明しており、引き続き警戒する必要があります。

 また、従来から、イスラエルとの境界付近で、パレスチナ人による抗議デモや焼夷凧/風船、ロケット弾等の飛来が発生しており、それらに対しイスラエル軍の反撃が頻繁に発生しています。

 ガザ地区及びその周辺地域は危険レベル3(渡航中止勧告)に指定されていますので、これらの地区・地域には近寄らないでください。また、これらの地域以外のイスラエル南部及び中部にお住まいの方又は滞在される予定の方は、上記の状況を踏まえ、今後の治安情勢等の変化に十分御留意ください。

● ヨルダン川西岸地区及びエルサレム旧市街を含む東エルサレム

 4月13日のラマダン開始後、エルサレム市旧市街、特にダマスカス門近辺をはじめ、ベツレヘム、ラマッラ等のヨルダン川西岸各地でイスラエル治安部隊及びイスラエル人とパレスチナ人の衝突事案が発生し、負傷者が出ています。特に、4月22日(木)のダマスカス門付近における衝突では、パレスチナ人100名以上が負傷し、23日(金)と24日(土)にも衝突が発生しました。

 4月25日(日)、イスラエル警察は、衝突の一因となされていたダマスカス門付近のバリケードを撤去しましたが、情勢は引き続き流動的であり、警戒する必要があります。

 毎年、ラマダン期間中は多数のイスラム教徒が旧市街(主にダマスカス門からアル・アクサー・モスクにかけて)を訪問するため、イスラエル人との間で緊張が高まり易く、特に集団礼拝が行われる金曜日は注意が必要です。夜間や週末の不急の外出を控えるとともに、場所のいかんを問わず、抗議活動や騒動の現場に遭遇した場合は決して近づかず、直ちに安全な場所に避難してください。

 また、従来から、パレスチナ人とイスラエル治安当局との衝突やナイフ等を使った襲撃事案が、主にイスラエルとの境界にあるチェックポイントやイスラエル人入植地付近で発生することがありますので、危険情報に従って慎重な行動を心がけてください。

 今後の当局の発表や報道を聴取いただき、治安情勢等の変化に十分御注意ください。

● 北部国境、ゴラン高原

 従来から、イスラエルが事実上支配している地域を含むゴラン高原は(シリアの危険情報として)危険レベル4(退避勧告)、イスラエル北部のレバノンとの国境地帯は危険レベル3(渡航中止勧告)にそれぞれ指定されていますので、近寄らないでください。また、これらの地域以外のイスラエル北部にお住まいの方又は滞在される予定の方は、上記の状況を踏まえ、今後の治安情勢の変化に十分御留意ください。

 累次の注意喚起でもお知らせしていますとおり、当地に渡航・滞在される方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報を入手して安全を確保してください。

(National Emergency Portal

https://www.oref.org.il/en

(National Emergency Portal, Rocket and Missile Attacks)

https://www.oref.org.il/12410-en/Pakar.aspx?tab=12487&parentCategory=12486

(National Emergency Portal, How much time permitted to get to the protected area ?)

https://www.oref.org.il/12487-17292-en/Pakar.aspx

(National Emergency Portal, Alerts)

https://www.oref.org.il/12481-en/Pakar.aspx

(外務省海外安全ホームページイスラエルヨルダン川西岸地区及びガザ地区の危険情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2019T097.html#ad-image-0

(外務省海外安全ホームページイスラエルでの各種安全情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_044.html#ad-image-0

(安全対策基礎データ(イスラエル))

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_044.html

(主要イスラエルニュースサイト(英語))

https://www.jpost.com/Israel-News

https://www.haaretz.com/israel-news

https://www.ynetnews.com/category/3083

https://www.timesofisrael.com/

https://www.i24news.tv/en

1 海外安全情報の危険情報に従い、レベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域への渡航は止めてください。レベル2に指定されている地域には不要不急の渡航は止めてください。レベル1に指定されている地域への渡航は十分注意してください。海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)、当館ホームページ、当国報道等から最新の情報を入手してください。

2 当国ではガザ地区等からのロケット弾等の飛来の可能性があることを常に考慮し、ロケット弾等の飛来を知らせるサイレン等に接した場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に避難できるよう日頃より心がけてください。

3 衝突や暴力事案が発生する可能性のあるエルサレム旧市街、東エルサレムヨルダン川西岸地区内各所に設置のイスラエル軍検問所付近、イスラエル人入植地付近等にはできるだけ近寄らない等、十分注意を払ってください。

4 以下の施設・機関に出入りしたり、接近する際は、テロ事案の発生に十分注意して行動してください。

政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル等の不特定多数の人が集まるところ。

5 抗議活動(デモ)や騒動の現場に遭遇した場合は決して近づかず、直ちに安全な場所に移動してください。

6 テルアビブ南部の旧バスステーション付近は、比較的犯罪発生件数が多い場所であることから、できるだけ近寄らないでください。また、当国においても、置き引き、スリ、車上狙い、空き巣等の一般犯罪により、旅券や貴重品の盗難被害が発生していますので、御注意ください。

7 イスラエル北部地域のガリラヤ湖近辺では、2018年7月にマグニチュード3程度の地震が複数回発生しました。最近発生した地震による人的被害の発生は確認されておりませんが、当地の建造物、特に1980年より前に建てられている建造物については、耐震構造上脆弱なものが多く、イスラエル北部地域では既にいくつかの建造物内にひび割れ等の症状が発生していると報じられていますので、ご注意ください。また、上記のイスラエル国民防衛軍サイトには、地震発生時の対処方法等の情報が掲載されておりますので、参考にしてください。

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【在イスラエル日本国大使館】

Tel: +972-(0)3-6957292

Fax: +972-(0)3-6960340

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大使館HP: https://www.israel.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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