強奪未遂事案の発生及び外出時の注意喚起

パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ

●2月21日(日)午前5時45分頃、邦人が自家用車でイースト・ボロコ地区のチャイナタウン付近のラウンドアバウトを走行中、バッテリートラブルによりエンジンが停止しました。その後、近くを通りがかったPNG人タクシー運転手及び乗客複数名が、その邦人を手助けしようとしました。乗客の1人が、その隙を狙って車内に手を伸ばし、貴重品の入ったバッグを掴んで奪い去ろうとしました。その際、バッグの肩掛け紐が車内で引っかかり、当該邦人がそれに気付いたため、バックが奪われるには至りませんでした。その後、犯人は逃走しました。当該邦人は他のPNG人の支援により、その場を離脱することが出来ましたが、日曜日の早朝にもかかわらず、現場には多くのPNG人の人だかりができていました。

●当地の治安状況に鑑みれば、邦人の皆様におかれましては、外出の際には、徒歩移動を避け、車での移動を徹底して頂く必要がありますが、トラブルを防ぎ、身を守るために、この機会に以下についてご留意願います。

・路上での車両トラブルを避けるためにも、ご自身でも車両点検を定期的に実施してください。乗車する前のタイヤの状態や、乗車後のエンジンの始動等の確認も行い、定期的な業者の点検を欠かさないようにすることが大切です。

・防犯対策の観点から、早朝、夜間の外出は極力控え、同時間帯に外出する必要がある場合には可能な限り警備会社のエスコートサービス等をご利用ください。

・走行中は全ドアをロックし、窓を閉め、車外から見える場所に貴重品等を置かないでください。

・賊側からすれば、車両での移動であっても単独での移動や女性が運転している場合は、複数名が乗車している場合に比べ、標的にされやすい傾向があります。

・最近、ポートモレスビー市内では車両の増加や信号機の故障等による渋滞が多く見られます。信号待ちの際には気を緩めず、スマートフォン等を使用したりしないでください。また、ストリートチルドレンやストリートベンダー等が車両に近付いても目を合わせないようにする等、目立った行動を取らないようにしてください。

・移動中に車両トラブルに遭った場合を想定して、直ぐに手助けしてもらえる連絡先(警備会社、従業員、知人等)を予め控えておき、咄嗟の状況でも直ぐに電話が出来るようにしておいてください。

・野次馬等が群がる予兆があり、身に危険を感じた場合には直ちに警察(注:日本の110番に相当するのは首都圏(NCD)では112です)に通報してください。

・車両トラブルの際に車両から外に出ると窃盗や暴行などの被害に遭う危険性が高く、野次馬や物盗りが群がってくることも想定されますので、車内にて救援を待ってください。

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【問い合わせ先】

パプアニューギニア日本国大使館

住所:Godwit Road, Waigani, Port Moresby, NCD, Papua New Guinea

電話(+675)321-1800

FAX(+675)321-0153

E-mail:sceoj@pm.mofa.go.jp 

ホームページ:http://www.png.emb-japan.go.jp/j/index.html