●ベトナム政府は,フック首相から各省市への指示に関する文書(2月8日付け)を発表しました。この中で首相は,集団隔離は14日間とすること,また,ホーチミン市及びハノイ市は,各市の判断により,感染リスクに応じて一部地域で封鎖や社会隔離を実施することを認めました。詳しくは以下を参照して下さい。
●邦人のみなさまにおかれては,引き続き感染防止対策に努め,ベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。
ベトナム政府が公表した「COVID-19感染防止に関する政府常務会議におけるフック首相の結論通知(2月8日付け,26/TB-VPCP)」の概要は,以下のとおりです。
(1)ホーチミン市及びハノイ市での新たなクラスターの発生により,感染のリスクが高まっている。首相は,感染を早期に制圧し,市中感染を広げないことを要請した。
(2)ホーチミン市及びハノイ市の人民委員長は,自らの権限において,首相指示第15号(2020年3月27日付け) 及び第16号 (2020年3月31日付け)に基づき,感染リスクのレベルに応じて,一部地域において封鎖,社会隔離を実施することを決定する。
※当館注:首相指示第15号及び第16号の内容は,以下のリンクで確認できます。
第15号:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona0327-1.html
第16号:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona0331.html
(3)保健省は,ホーチミン市感染防止前線指令局を即座に設置し,ホーチミン市が早期に感染を制圧できるよう指導,補助を行う。
(4)各省及び中央直轄市の人民委員長への指示
(a) 5Kの実施についての指導を強化する。マスク着用と大人数での集会回避を要請し,違反者には厳格な処分を行う。
(b)葬儀,式典,宗教行事,忘年会,結婚式などに多くの人々が集まることを最大限抑制するように働きかける。新年の花火の打ち上げは中止する。
(c)テトの時期における往来を最大限抑制するよう働きかける。そのために,各企業,生産工場,従業員に対して,テト期間中も,(移動せず)その場に留まって活動や生活をすることを働きかける。
(d)ハノイ市,ホーチミン市,ハイフォン市などの大都市を含む各都市は,より強い感染防止措置を主体的に決定すること。実現可能性があるあらゆるシナリオに対して慎重に準備をし,多くの感染者が出た場合にも対応できるようにする。すでに感染者が発生している地方では,感染防止措置の厳格な実施の指導を強化する。
(e)14日間の集団隔離を実施するよう指導する。
(連絡先)
在ベトナム日本国大使館 電話番号:+84-24-3846-3000
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