●2月4日、上海市は、新型コロナウイルス感染症の国内症例が新たに3例確認された旨発表しました(3例とも既に1/21或いは22に隔離されている、既に確定診断された症例の濃厚接触者或いは接触が疑われた者)。 これで今年に入ってから上海市における新型コロナウイルス国内症例は合計21例となります。
●上海市は、2月4日18時より黄浦区昭通路居民区(福州路以南区域)について、「中」リスク地区指定を解除することを発表いたしました。現在、次の3地区を「中」リスク地区に指定しています。
黄浦区:中福世福匯大酒店、貴西小区
宝山区:宝山区友誼路街道臨江新村(一、二村)小区
●当館管轄地域内の各地でも新たな規制が行われたり、諸政策が変更される可能性があります。常に最新情報の入手に努めてください。
●他省・市においては、「中」」「高」リスク地区からの来訪者に、隔離措置や核酸検査を求めるなどの規制が実施されている可能性があります。目的地の居民委員会や衛生管理委員会に問い合わせる等、最新情報の入手に努めてください。
(春節前後における域外への移動、「中」「高」リスク地区との往来等による隔離措置に関する勧告等)
https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00332.html
●引き続き、中国当局の発表に留意するとともに、感染への警戒を怠らず、手洗い、人との安全な距離を保つ、密閉された空間や人が多く集まる公共の場所等でのマスク着用を徹底するなどし、感染予防に努めてください。
●「中」あるいは「高」リスク評価は、感染症発生状況により変動します。下記の中国国務院のプログラム(以下のリンク)等で確認するように努めてください。
http://app.www.gov.cn/govdata/gov/202003/25/456514/article.html
【発表本文(中国語)】
https://mp.weixin.qq.com/s/F-Gfqm9cYwGD_6Jef-CmOw
【発表文仮訳(抜粋)】
症例1:
症例1は黄浦区に在住しており、既に確定診断された症例の濃厚接触者。1月21日には既に集中隔離観察となっており、隔離観察期間中に発症した。上海市の専門家の診察、臨床所見、画像及び検査室の核酸検査結果を総合し、最終的に新型コロナウイルス肺炎の確定症例と診断された。
症例2:
症例2は宝山区に在住しており、既に確定診断された症例の濃厚接触者。1月22日には既に集中隔離観察となっており、隔離観察期間中に発症した。感染病学経緯、臨床症状、実験室検査と医学画像検査の結果等を総合判断した結果、確定症例と診断された。
症例3:
症例3は黄浦区に在住。既に確定診断された症例と同じ小区に住んでおり、接触歴の疑いがあった。1月21日には既に集中隔離観察となっており、隔離観察期間中に発症した。感染病学経緯、臨床症状、実験室検査と医学画像検査の結果等を総合判断した結果、確定症例と診断された。
当該症例の関連接触者は、既に集中隔離観察が実施されている。また、症例が行動していた場所は消毒が終了した。