●政府は、今後数週間感染者数が減少するとの見通しを示した上で、引き続き注意を要するとして、新型コロナ感染予防措置の遵守を呼びかけました。
●政府は、感染状況は改善したものの、各セクターの再開を一度に進めることはリスクが大きく、徐々に再開を進めるとの認識を示しました。
●政府は、新規感染者数につき、12月16日は2,561名、17日は2,221名、18日は1,708名、19日は1,283名で、累計の感染者数は272,797名となったと発表しました。
1 18日、オベイダート保健相は以下のとおり述べました。
(1)新型コロナ感染状況の改善は、今後数週間は継続するであろうが、楽観的に過ぎたために反動が来た国も多く、依然として注意が必要。感染予防措置の引き続きの遵守が求められる。
(2)ヨルダン在住者の25%にワクチンが行き渡れば、1年間で集団免疫に至るだろう。
2 18日、シャルカス保健省事務次官補佐官は以下のとおり述べました。
(1)新規感染者数は減少しているが、各セクターの再開を一度に進めることはリスクが大きくなる可能性があり、徐々に再開していくべき。
(2)保健省は、人が集まる場所をモニターしており、特にモスクでは、任意のPCRテストが導入される予定。
(3)アンマンの仮設病院は近く完成し、患者の受入れを始める予定。約400床(うち80床が集中治療室)が稼働する予定。
3 17日、ハヤージネ保健省コロナ担当次官は、新型コロナウイルス・ワクチンに関連して、以下のとおり述べました。
(1)ファイザー社製ワクチンは、2月までに人口の5〜10%分が届く予定。
(2)加えて、ヨルダンは、ワクチン共同購入枠組みであるCOVAXと合意した。これにより更に人口の10%がワクチン接種可能となる。なお、今後20%まで増える可能性もある。
(3)シノファーム社製のワクチンについても、効果が証明されれば導入されるかもしれない。
4 17日、ハサーウネ首相及びオベイダート保健相は新型コロナウイルス感染症抗体検査を受け、抗体があることが確認されました。なお、両名は以前、現在審査中のUAE・中国製ワクチンを接種しています。
5 ヨルダン国内感染状況
ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。
(1)新規感染者数につき、12月16日は2,561名、17日は2,221名、18日は1,708名、19日は1,283名で、累計の感染者数は272,797名となったと発表しました。内訳は次のとおり。
ア 16日:計2,561名
926名:アンマンで確認された感染者
1,635名:イルビド(771)、アジュルーン(174)、ジェラシュ(74)、マフラク(90)、バルカ(124)、ザルカ(136)、マダバ(60)、カラク(53)、タフィーラ(50)、マアーン(37)、アカバ(66)で確認された感染者
イ 17日:計2,221名
712名:アンマンで確認された感染者
1,509名:イルビド(572)、アジュルーン(92)、ジェラシュ(92)、マフラク(166)、バルカ(149)、ザルカ(147)、マダバ(91)、カラク(72)、タフィーラ(48)、マアーン(21)、アカバ(59)で確認された感染者
ウ 18日:計1,708名
522名:アンマンで確認された感染者
1,186名:イルビド(662)、アジュルーン(36)、ジェラシュ(48)、マフラク(101)、バルカ(50)、ザルカ(150)、マダバ(54)、カラク(48)、タフィーラ(19)、マアーン(16)、アカバ(2)で確認された感染者
エ 19日:計1,283名
428名:アンマンで確認された感染者
855名:イルビド(466)、アジュルーン(29)、ジェラシュ(33)、マフラク(116)、バルカ(74)、ザルカ(27)、マダバ(1)、カラク(44)、アカバ(65)で確認された感染者
(2)死者数は、12月16日は28名、17日は31名、18日は22名、19日は27名。
(3)PCR検査件数は、12月16日は22,540件、17日は21,176件、18日は17,735件、19日は11,336件を実施、総検査数は2,944,337件。
(4)陽性率は、12月16日は11.36%、17日は10.49%、18日は9.63%、19日は11.32%。
本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。
現在の夜間外出禁止時間は、午後10時(経済活動は午後9時まで)から午前6時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。
まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班:担当 入江 及び 武井
TEL:962−6−5932005
FAX:962−6−5931006
P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan
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