26日、スコットランド政府は、12月23日から27日までに限り、英国内で3世帯8人以下の集会を許可するとの発表を行いました。詳細は以下のリンクをご覧下さい。
https://www.gov.scot/publications/coronavirus-covid-19-guidance-for-festive-period/
上記に関連して、英国政府が発表したイングランドでのロックダウンが12月2日に終了した後の「冬季感染防止対策(COVID-19 Winter Plan)」の概要をお知らせします(番号は当館が便宜的に付したものです。)。
詳細は次のリンク先の英国政府ホームページ原文をご覧下さい。
https://www.gov.uk/government/publications/covid-19-winter-plan/covid-19-winter-plan-summary
1.クリスマス以前
(1)12月2日からイングランドの全地域
・自宅待機の要請が終了し、各階層のガイダンスに従って、移動が再び許可される。
・店舗,美理容(パーソナルケア),スポーツジム,幅広いレジャー部門が再開される。
・集団での礼拝,結婚式、アウトドアスポーツが再開される。
・屋外の公共の場で,他世帯の一人だけとしか会えない制限が緩和され、以前と同様,屋外での6人ルール(注:7人以上での社交禁止)が導入される。
(2)12月2日からイングランドは地域別の階層的アプローチに戻る。
(当館注:お住まいの地域がどの階層に属するかは次のリンク先の英国政府ホームページにて確認できます。
https://www.gov.uk/find-coronavirus-local-restrictions )
各階層の規制の概要は、次のとおり。
○家族や友人との社交
Tier1 (Medium):屋内・屋外で6人まで(同じ世帯、介護支援を除く)。
Tier2 (High):屋内で他の世帯との社交禁止(介護支援を除く)。屋外で6人まで。
Tier3 (Very High):屋内・ほとんどの屋外で他の世帯との社交禁止(介護支援を除く)。公園等の公共の屋外の場に限り6人まで。
○バー、パブ、レストラン
Tier1 (Medium):テーブルサービスのみ。午後10時ラストオーダー・午後11時閉店。
Tier2 (High):パブやバーは,レストランと同様の営業でない限り、閉鎖。実質的な食事を提供する場合に限り、アルコールを提供可。午後10時ラストオーダー・午後11時閉店。
Tier3 (Very High):持ち帰り、配達、ドライブスルーを除き、閉鎖。
○小売り
Tier1 (Medium):営業可
Tier2 (High):営業可
Tier3 (Very High):営業可
○娯楽施設
Tier1 (Medium):営業可
Tier2 (High):営業可
Tier3 (Very High):屋内は閉鎖。
○理美容(パーソナルケア)
Tier1 (Medium):営業可
Tier2 (High):営業可
Tier3 (Very High):営業可
○移動
Tier1 (Medium):可能なら徒歩,自転車で。仕事や教育、医療、ユースサービス、介護等の必要な場合を除き、Tier3への移動は避ける。
Tier2 (High):回数を可能な限り減らす。仕事や教育、医療、ケア等の必要な場合を除き、Tier3への移動は避ける。
Tier3 (Very High):仕事や教育、医療、ケア等の必要な場合を除き、他地域への移動は避け、回数を減らす。
○宿泊
Tier1 (Medium):同じ世帯、介護支援または6人以内であれば可能。
Tier2 (High);同じ世帯、介護支援であれば可能。
Tier3 (Very High);仕事や教育等の理由で必要な場合を除き、地元の地域以外での宿泊は不可。
○宿泊施設
Tier1 (Medium):営業可。
Tier2 (High);営業可。
Tier3 (Very High);仕事を目的とする宿泊、または、家に帰れない人を宿泊させる場合のような限られた例外を除き、閉鎖。
○仕事
・可能であれば在宅勤務を行うべき。
○教育
・学齢前施設、学校、専門学校、大学は開校。登録された保育等も可能。
○宗教施設
Tier1 (Medium):可能。ただし、6人を超えて交流しないこと。
Tier2 (High):可能。ただし、他世帯等と交流しないこと。
Tier3 (Very High):可能。ただし、他世帯等と交流しないこと。
○冠婚葬祭
Tier1 (Medium):結婚式、披露宴等は15人まで。葬式は30人まで。
Tier2 (High):結婚式,披露宴等は15人まで。葬式は30人まで。
Tier3 (Very High):結婚式等は15人まで。披露宴は禁止。葬式は30人まで。
○エクササイズ
Tier1 (Medium):授業や組織的な成人スポーツは屋外で行うこと。屋内では6人ルールに従うこと。エリートスポーツ、18歳未満,障害者の活動は継続可。
Tier2 (High):授業や組織的な成人スポーツは屋外で行うこと。屋内では他世帯との交流がある場合は禁止。エリートスポーツ、18歳未満,障害者の活動は継続可。
Tier3 (Very High):授業や組織的な成人スポーツは屋外で行うこと。ただし,ハイリスクな接触を伴う行動は避ける。屋内でのグループ活動やスポーツは,同じ世帯同士あるいは介護支援を除き禁止。エリートスポーツ、18歳未満,障害者の活動は継続可。
○屋内でのレジャー(例えば,ジムや水泳)
Tier1 (Medium):可能。
Tier2 (High):可能。
Tier3 (Very High):可能。
○大規模イベント(エリートスポーツ、ライブ、ビジネス)
Tier1 (Medium):可能。ただし、収容力の50%,または、屋外4,000人/屋内1,000人のいずれか低い方を上限とする。社会的接触は制限される。
Tier2 (High):可能。ただし、収容力の50%,または、屋外2,000人/屋内1,000人のいずれか低い方を上限とする。社会的接触は制限される。
Tier3 (Very High):不可。車で参加するイベントならば可能。
(3)各階層では、ウイルスを抑制するために、より強力な対策を導入。
・Tier1では、可能な限り自宅で仕事をすることが重要。
・Tier2では、パブやバーは、レストランとしての営業でない限り、閉鎖しなければならず、ホスピタリティ施設では、実質的な食事であればアルコールを提供することが可能。
・Tier3では、持ち帰り、配達,ドライブスルーを除くすべてのホスピタリティ施設が閉鎖、ホテルやその他の宿泊施設も閉鎖(仕事目的で滞在する人や家に帰れない人のため等を除く)。
(4)政府は,これまでの対応をさらに精緻にしていく。
・ホスピタリティ施設の閉店時間を午後10時ラストオーダー午後11時閉店に修正。これにより、顧客が徐々に出発できるようになり、柔軟性が高まる。
・Tier1,Tier2では、スポーツやビジネスイベントは,定員制限や社会的な距離を置いて屋内外で再開できるようになり、劇場やコンサートホールでの屋内公演との整合性が高まる。
・介護支援の対象を拡大し、1歳未満(または5歳未満で継続的な介護を必要とする障害がある場合)の子どもを持つ親や、成人が1人で重度の障害を持つ人を介護している世帯への制限の影響を緩和する。
2.クリスマスとその後
(当館注:次のリンク先の英国政府ホームページに,12月23日から27日までのクリスマス期間中の制限について示されています。
(1)今年のクリスマスは例年と異なるものになるが、英国全土で家族が再会できるように、クリスマス期間中の社会的制限を期間限定で変更することについて、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの各地方自治体と共通のアプローチに合意しつつある。
(2)政府はクリスマス期間中、誰もが(安全に祝う方法についてのガイダンスによってサポートする)社会的な接触をある程度増やすことを許可する。
(3)COVID-19は年末から2021年にかけて、英国の人々に非常に現実的な脅威を与え続ける。これは,「普通の方法でクリスマスを祝うことができなくなること」を意味する。他世帯との会合は,COVID-19に感染し、他の人に感染させる危険性を高めることになる。クリスマスの期間中、私たち一人一人が責任を持って、ウイルスの拡散を抑え、愛する人を守り、弱い立場にある人には特に注意を払う必要がある。適切な時に検査を受け、他の人を守るために自己隔離し、換気をすることの大切さを忘れず、「手、顔、空間」でお互いを守り続けることが重要である。
3.感染防止行動の継続
(1)ウイルスを抑えるために重要な8つの行動。
・20秒間手を洗う
・密閉された環境ではフェイスカバーを着用する
・社会的距離を保つ
・会う人の数と時間を最小限に抑える
・症状が出たらすぐに検査を受ける
・室内の換気をよくする
・人と会う場合は屋外で行うようにする
・自分や家族に症状がある場合や、陽性反応が出た場合は自己隔離する
(2)これらの行動は冬の間も同様に重要であり、私たちは皆、自分たちの役割を果たし続けなければならない。
このメールは在留届で届け出のあったメール・アドレス及び「たびレジ」登録者宛てに配信しております。
【問い合わせ先】
https://www.edinburgh.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
住所:2 Melville Crescent, Edinburgh EH3 7HW, U.K.
電話:(市外局番131)-225-4777